重岡大毅が人生に絶望した男を熱演!「台本を読んだとき、僕がこれを演じるのか…と思いました」<「雪女と蟹を食う」インタビュー>

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自殺って、一種の自分を殺すことでもあるのかなと


――北という男をひもとくにあたり、考えたことや準備したことは?

そもそも重なる部分とか共感するところというのが分からなくて。僕は死にたくないし自殺を考えたこともない。でも、よく分からないなと思って現場に行くのは一番大変というか悲惨なんで、そこは自分なりにいろいろかみ砕いて考えました。

で、自殺って、一種の自分を殺すことでもあるのかなと。僕も生きてる中で夢を諦めたり、自分らしさみたいなものを殺す…っていう瞬間があるんですよ。いわゆる文字通りの“自殺”とは違うけど、少し角度を変えながら、自分なりに落とし込んでいきましたね。時間もかかるし、すごく難しい作業なんですけど。

――6月中旬まではジャニーズWESTのツアーと並行して撮影。こんな苦労があったと明かす。

役については一人でじっくり考えるんですけど、よく考えたらすごい不思議やなと。ライブで「イェーイ! 盛り上がってる? 楽しんでいこう!」ってやった後にすぐこう(一人でポツンと考えるしぐさ)ですから。ドラマを撮って土日にライブして…ってやってると、よう分からんくなってきますね。それが僕の仕事ですけど(笑)。