ちょうどその頃、友人の母から、女性ファッション誌「mina」の男性専属モデルオーディションの応募を勧められた。サッカーとは違う道に進むしかない、そう思っていた竹内にとって、その話は渡りに船だった。
頭を切り替え、サッカーの試合のときと同様に「これは獲るしかない、絶対にグランプリを獲ろう」とイメージトレーニングを繰り返して臨むと、本当にグランプリを獲得し、2013年に芸能界デビューを果たした(「週刊文春WEB」2013年11月4日)。
同じ年、「車家の人々」(フジテレビ)で俳優デビュー。その頃のインタビューで「仮面ライダーになりたいんですよ。僕は、悪と闘ったり、人々を守ったり、そういうカッコいい役をやりたい。その第一歩が仮面ライダーなんです」(同)と語り、1号ライダーまで遡り勉強していると明かしていたが、翌年、本当に「仮面ライダードライブ」(2014~2015年テレビ朝日系)の主役・泊進ノ介/仮面ライダードライブ役に抜擢された。強く思えば実現するという彼の信念はまたも実を結んだのだ。