佐野勇斗、「10キロ以上増量」で挑んだ『テッパチ!』でチームの“緩和剤”的役割を好演

2022/07/28 20:00 配信

ドラマ レビュー

佐野勇斗演じる自衛官候補生・馬場良成「テッパチ!」第1話より (C)フジテレビ

町田啓太主演の“熱血青春ドラマ”「テッパチ!」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)で、町田演じる国生宙のバディ・馬場良成役を務める佐野勇斗。自衛官候補生を演じるにあたり、10キロ増量の肉体改造を敢行。体だけでなく、仲間たちの間に入り緩和剤的役割を果たすなど中身も大きなキャラクターを好演している。(以下、ネタバレがあります)

仲間をさりげなくサポートする包容力


テッパチ!」は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描く。未熟で“やけっパチ”だった若者たちが、現実の厳しさ、夢や希望、友情や恋愛、汗と涙など、日々壁にぶつかりながら、「誰かのために命を懸けられるのか」といった悩みを抱えながらも奮闘し、本物のテッパチ(鉄帽)をかぶる自衛官として成長していく。

第4話では、第一班の仲間・丸山栄一(時任勇気)が過去を乗り越え、自尊心を取り戻すエピソードが描かれた。ミリタリーオタクであることや、サバイバルゲーム好きであることから当初は候補生の中でも成績優秀だった丸山。宙たちが実力をつけてきたことで自信を失いかけるが、宙が訓練後に自主トレで努力していることを知ると、一念発起。努力で巻き返し、「ここ(自衛隊)に人生を懸けてみる」と、覚悟を口にした。

そんな丸山の成長を後押ししたのが、馬場だった。馬場は、丸山が自信を失っていることに気づき、さりげなく声をかけたりトレーニングに付き合うなどサポート。丸山の覚悟を聞くと「決意できたんだな」とほほ笑んだ。

ぶつかりがちな班員の“緩和剤”に


馬場は、自衛隊音楽隊に憧れて会社を辞め、候補生になった背景を持つキャラクター。真面目で心優しく、思いやりあふれた人物で、適当な気持ちで入隊してきた宙とは真逆な存在だ。

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