7月28日、映画『異動辞令は音楽隊!』の完成披露試写会が都内で行われ、磯村勇斗が、阿部寛、清野菜名、高杉真宙、見上愛、内田英治監督と共に登壇した。
MCから「阿部さんとどんな話をしましたか?」と聞かれた磯村は、「一つお聞きしたいことがありまして、この場をお借りして聞いていいですか?」と言って、「阿部さんが現場でカブトムシを見つけて、それをポケットに入れたというウワサ話をスタッフさんからお聞きしたんですけど、その真相をお聞きしたいです」と阿部に尋ねた。すると阿部は「確かに(笑)。撮影をやっていた時に肩に飛んできたんです、クワガタが。小さかったので、“これは(ポケットに)入れておこう”と。それを見た照明さんが、その後に『もっと飛んできていますよ』って言って、カブトムシを3匹くれたんです(笑)」と答え、ウワサは本当だったことが明かされた。
阿部がドラム、清野がトランペット、高杉がサックスを、それぞれ未経験ながら撮影のために練習し、吹き替えなしで臨んだことに対して、磯村は「刑事をしている自分が申し訳なくなりました。もちろん刑事というお仕事は大事なんですけど、楽屋で練習している姿とか、音楽隊のチームの団結力を見ていると、『俺は何をやっているんだよ。早く事件を追いに行けよ』って思ってしまうぐらい申し訳ないというか、感動しちゃったんです。役としても、自分本人としても。それぐらい素晴らしい演奏でした」と、うらやましそうに語った。するとMCから「磯村さんも楽器をやった方がいいんじゃないですか?」と言われ、阿部から「何やりたい?」と聞かれ、「そうっすね。僕は阿部さんの横でパーカッションをやらせていただけますか?」と回答。それを聞いた内田監督から「パート2、パート3まで構想があります。ではその時は難しそうな楽器を(笑)」という言葉が飛び出し、磯村も「頑張ります」と意欲を示した。
映画『異動辞令は音楽隊!』は8月26日(金)より全国公開。
◆取材・文=田中隆信