清野菜名が明かすアクションへの情熱、ミラ・ジョヴォヴィッチは“私の原点”「今も憧れ」

「やれることは全てやろうと思い臨んだ」

――そんなプレッシャーに打ち勝つために、とにかく羌瘣というキャラクターに向き合ったそうですね。

原作を何度も読んで、羌瘣が過去に背負っているものを自分の中に染み込ませる作業を徹底しました。あとはいろいろな視点から羌瘣を理解したかったので、原作ファンの皆さんが羌瘣をどう思っているのかコメントを読んだり、羌瘣のどんなところが好きなのかレビューなどもチェックしました。

――たくさんの研究の中、清野さんが導き出した羌瘣の魅力は人間離れした戦闘能力。圧倒的な動きの華やかさだったそうですね。清野さんといえば若手俳優の中でも、群を抜いたアクション能力の高さを誇りますが、それでも徹底的に自身を追い込んだと聞きました。

羌瘣のイラストを描いている人もたくさんいるのですが、やっぱり常人では考えられないような戦いのシーンが多いんです。だからこそ、アクション部の方々とは、どんな動きをすれば、人間離れした羌瘣の動きを表現できるのか、たくさん話し合いました。撮影の半年以上前から、基礎練習はもちろん、羌瘣の動きを作るための筋トレや、アイソレーションで首だけを動かしたり、腰を8の字に動かしたり…。やれることは全てやろうと思い、臨みました。