櫻井翔主演の10月期新土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)に、瀬戸康史の出演が決定した。瀬戸は、櫻井演じる商社マンの鳴海涼介が校長として出向する高校の英語科教師・島津智一を演じる。
本作は、総合商社が経営しながらも“不採算部門”扱いされている私立・京明館高校へ、突然校長として出向することになった鳴海が経営を立て直すため奮闘する物語。鳴海は、これまでのビジネスの常識とは掛け離れた“学校”という現場に困惑しながらも、挫折と傍観で冷え切った教師たちと向き合い、彼らの意識改革に挑んでいく。
島津は、留学経験がありネーティブ並みの発音で英語が話せる英語科教師。見るからに人見知りをしそうで存在感が薄い島津だが、実は新しい授業スタイルだと教育界で話題の、アクティブラーニングのエキスパート。
物語が進むうち、彼の実践したアクティブラーニングの授業に興奮した鳴海は、学校改革の第1弾として「生徒の学習意欲を喚起させる授業への変更」を実施。そうしてカリキュラムが変わり、学校の理念さえも変わっていく。
そして自分の理想とする授業をやらせてもらったことで、島津は存在感を放ち始めていく。また実は、京明館高校特進クラスの担任の真柴ちひろ(蒼井優)に好意を寄せている。島津の授業法がきっかけとなり、京明館高校の改革が始まっていくという役どころだ。
先日、スタッフさんにお願いして、実際のアクティブラーニングを取り入れた授業を見学させていただいたのですが、生徒の皆さんがとても積極的に自ら授業に参加していて、自分が学生のころにこんな授業が存在していたら、もっと「やらされている」感覚でなく勉強ができたのかな、と考えたりしました。
台本を読んで感じたのは、これは普通の学園ドラマじゃない新しい作品だということです。生徒が主役だったり、先生と生徒の話は今までもありましたが、今回は先生たちが軸となって話が進んでいくので新感覚でした。
このドラマは、櫻井さん演じる鳴海校長と僕ら教師たちが、学校を変えようと奮闘するストーリーです。ご覧になる方たちにも、何かが変わるきっかけになるような作品だと思いますし、それと同時に、僕自身が変わるきっかけになり得ると感じます。
何かに挑戦したり、何かを変えたりすることは不安や恐怖がつきもので、うまくいかないことを周りのせいにしがちですが、やってみたら意外とうまくいったり、今まで自分の知らない世界が見えてくると思います。そんなふうに勇気を出して、背中を押してくれる作品になるはずです。ぜひ期待していてください。
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