佐藤勝利主演「赤いナースコール」ベテラン勢の怪演が怖すぎると話題に 5週連続トレンド入り

2022/08/10 21:30 配信

ドラマ レビュー

佐藤勝利“翔太朗”が、福本莉子“アリサ”の手を取り見つめ合う(C)「赤いナースコール」製作委員会

Sexy Zone佐藤勝利の主演ドラマ「赤いナースコール」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)の第5話が8月8日に放送され、「#赤ナス」が5週連続Twitterトレンド入り。ベテラン勢の怪演に「怖すぎ」の声が高まる中、ナゾが深まり犯人像の考察つぶやきもにぎわった。(以下、ネタバレを含みます)

本作は、秋元康氏が企画・原作を手がける完全オリジナルドラマ。佐藤演じる春野翔太朗とその恋人・三森アリサ(福本莉子)が事故に遭い、入院した病院で起こる奇妙な現象と、病院外で起きている連続殺人の謎に迫る“最恐”ミステリー&ノンストップラブサスペンスだ。

翔太朗が入院した313号室の患者、滝中良一(橋本淳)は下半身を切断、下塚半太(ラバーガール大水洋介)は頭部を切断され、2日連続で殺害された。また同室の松井時雄(木村了)が好意を抱いていた購買部の女性が病院内の駐車場で殺害され右足を切断、自主退院した松井自身も自宅で殺害され右腕を切断された。313号室に関わる人が4人も連続で殺害されていることから、同室の翔太朗をはじめ津田八郎(山本浩司)と後藤田健斗(森田甘路)は身の危険を感じていた。

翔太朗とアリサが、電動のこぎり男に追い詰められる。第5の殺人は、翔太朗狙い?


第5話は、ついに会うことができた翔太朗とアリサが、電動のこぎりを手にした人影に追いつめられるシーンからスタート。その人影に見つかりそうになった瞬間、院内放送のスピーカーからチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番が爆音で流れ始め、気づいた時にはその人影はいなくなっていた。病室に戻った翔太朗は、身代わりにベッドで寝ていてほしいと頼んでいたテレビ東洋のプロデューサー・山之内優馬(小堀裕之)の死体を発見する。

病院で5人も殺害され、記者会見を開くことになった病院長の榎木田誠(鹿賀丈史)。記者たちの質問にイライラしながらも対応していたところ、今まで意味深な言葉を発し続けていた老婆・三上多恵(藤夏子)が、憎悪に満ちた目をしながら病院長に「人殺し」と詰め寄った。認知症のフリをしていると言っている三上が、なぜこの言葉を発し、何を知っているのかが気になりすぎる。

そして病院にひとり潜入捜査をしていた刑事第一課の工藤文世(池田鉄洋)は、翔太朗とアリサが電動のこぎりを持った人に追い詰められていた時、近くにいた。しかし、爆音で流れたチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番に気に取られていた隙に、その人が目の前から消えていた。

工藤の部下・加藤桜(堀口紗奈)が、翔太朗を怪しむ工藤に事件に翔太朗は関係ないのではと言うと、工藤は何かが繋がってるはずだと考えを巡らせる。この電動のこぎりを持った人。セリフでは「電動のこぎり男」と、「男」だと断定しているが本当に男なのか。背格好から見ると確かに男性に見えるが、これは伏線なのか謎が深まる。

緊迫するシーンが続く中、ちょっと笑える小ネタに一安心


病院長室のシーンでは、写真立て越しに病院長と広報スタッフが映る。これらの写真立てが密かにフィーチャーされ続けていることに、事件のヒントがあるのではないかと考察つぶやきが多い。そして病院長室に、刑事の工藤と加藤が現れた。迷惑そうにしていた病院長だったが、工藤が犯人を見つけたというと、病院長の表情が変わる。しかし工藤が犯人を取り逃がしたというと不服そう。病院長が事件の何かを知っているようで知らなそうな演出に、視聴者も翻弄されまくる。

警察ではテレビプロデューサーの山之内が殺された状況を説明していた。そんな中、工藤と加藤がやってきて「犯人は間違いなく、今も病院内にいるものであると思われます」と工藤が言う。その工藤の発言に捜査員が反論すると、工藤が博多弁風に言い返す。するとその捜査員が広島弁風に言い返し、関西弁、ついには英語での会話に! 緊迫するシーンが続く中、心が少し休まる小ネタがありがたい。

病院では、老婆の三上が行方不明に。翔太朗が看護師の西垣小百合(浅田美代子)と襲われた時の状況を話していた。すると翔太朗が「アリサの角度からは犯人の顔が見えたかもしれない」と心配し、西垣にアリサの病室に連れて行ってほしいとお願いする。

アリサの病室では病院長が診察しに来ていた。病院長がアリサに犯人を見たかと聞く。多分、男で病院長と同じぐらいの背丈だというと、病院長が不気味な笑みを浮かべながら実際は小柄かもしれないし、自分より大きいかもしれなという。やはり病院長は犯人のことを知っていると思わせているのか。