真彩希帆が憧れの存在・新妻聖子に念願のインタビュー、「新妻聖子さんはずーっと私の人生の目標です!」【連載:真彩希帆の知りたい!芸の道#10】

2022/08/10 12:00 配信

芸能一般 連載 独占

真彩「新妻さんの存在をダイレクトに感じられて勉強になります」

新妻聖子と真彩希帆 撮影:阿部岳人

真彩:新妻さんのストイックさ、舞台にかけるパワーやエネルギーの強さを感じて、「私もこの人みたいになりたい」って思ったのがきっかけですが、そこから新妻さんもライフスタイルが変わられて。でもいつ見てもすごくすてきで、自分の1回しかない人生を謳歌されている。生きるエネルギーが舞台に反映されているなと思うんです。初めて観た時からずっと私の憧れの存在で、今回のお役が私のお母さまということでとっても幸せで…。新妻さんの存在をダイレクトに感じられて勉強になります。公演がとても楽しみです。

あと、以前の対談では“歌”というものがご自身の土台になっているとお聞きしましたが、何か自分の中のきっかけになったり、心に残っている言葉はありますか?

新妻:座右の銘は結構日替わりなんですけど(笑)、 良いきっかけをくれた本はあるかな。先ほどお話ししたように体調もメンタルもドン底だった時期に、気持ちを良い方向にリセットしてくれたのが「ありがとうの神様」という本ですね。自己啓発本って読みながら「ん?」って共感できない部分もあるし、私も自分にしっくりくるところだけを取り入れるようにはしてますが、この本は切り口が面白くて。例えば「怒ってはいけません」ではなくて、「怒ると損です。怒りは体内の細胞に影響を及ぼしあなたを不健康にします。あなたが怒っている相手は、身を削るに値する人ですか?」みたいな(笑)。「北風と太陽」で言うところの太陽的なアプローチで諭してくれる感じが新しかったですね。そしてやっぱり「ありがとう」と感謝するって基本的なことだから、そこに立ち返ることで一旦リセットできて、私はこの本に救われたなと思います。

あとは最近のおまじないというか、いろんな人に言いたいのは「大丈夫」ということ。「大丈夫だから大丈夫だよ」って。そこに根拠はないかもしれないし、その一瞬は大丈夫じゃない状況に思えるかもしれないけど、人生を俯瞰で見たら大丈夫だから。人間って“クヨクヨ方面”に引っ張られるのはすごく簡単だと思うんですけど、それってきっと運命のいたずらなんですよね。本当は生きていることが素晴らしぎるから、そこに人間みんな気づいちゃうと浮かれ過ぎて地球ごと浮いて飛んでいっちゃうから(笑)、“クヨクヨトリック”を振り撒いて惑わしているのかもしれないと思うの。だから、そこに乗っからない、引っかからない。だって本当に大丈夫なんだからっていうのを、自分にも言い聞かせてます。

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