MCU最新作「シー・ハルク」アメリカでトレンド1位 “2人のハルク”のコミカルなやりとりが話題

2022/08/18 21:02 配信

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「シー・ハルク:ザ・アトーニー」は、ディズニープラスで独占配信中 (C) 2022 Marvel

マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」が8月18日からディズニープラス独占で日米同時配信を開始。「ワンダヴィジョン」「ロキ」「ホークアイ」「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」など、配信されるごとに大きな話題となっているドラマシリーズだけに配信前から期待値が高かったが、アメリカでは配信直後から「#SheHulk」がトレンド1位に。関連ワードもトレンドを席巻し、「1話からめちゃめちゃ面白い!」「テンポが抜群にいい」「次も楽しみ」といった声が国内外で上がるなど、早くも大きな反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)

ハルクの“いとこ”が主人公


今作の主役は“ハルク”ではなく、ハルクのパワーを備えた新ヒーローの“シー・ハルク”。正義感に溢れる弁護士としてバリバリ働いていたジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)は、突然の事故をきっかけにその最強のパワーを得てしまう。その原因は、事故で負傷したジェニファーがハルクの血液に接触してしまったことだった。ハルクこと“ブルース・バナー”とジェニファーはいとこ同士という関係。突然生活が一変したジェニファーを手助けするために、ブルースは自分の経験を踏まえた“訓練”のようなものを計画する。

ハルクパワーは強大。コントロールできなかった時のためを考えて、2人は周囲に迷惑がかからない無人島へ。怒りの沸点というか、ジェニファーがシー・ハルクに変身する境界線を調べるために回転刃が迫ってくるボックスに入れたり、寝ている時に耳元で爆音を鳴らしたり、かなり荒っぽいことを繰り返していく。しかし、変身した後もジェニファーは自我を持ち続けるなど、思ったよりは怒りをコントロールできているように見える。

コミカルなシーンも満載


ハードな訓練と言われると、シリアスな物語かと思われるが、全然違っていて、どちらかというとコミカルだったり、笑えるシーンも多い。岩を投げて得意げな顔をするハルクに対して、より遠くまで投げてご満悦のシー・ハルク、といった感じで、意地の張り合いや力のぶつかり合いなど、大変そうな訓練もどこか楽しげ。

ジェニファーは、ヒーローになりたかったわけではなく、むしろ普通の生活を送りたいと願っている。頑張ってきた弁護士の仕事を続けたいし、恋愛、友人との関係性もこれまで通りでありたい。だからこそ、視聴者がジェニファーにどっぷりと共感できるようになっている。