荒木飛羽×北野日奈子、異色ラブストーリーに挑む 16歳・荒木の演技に北野「自分を保つのが大変」<少年のアビス>

2022/08/26 18:00 配信

ドラマ インタビュー

荒木飛羽、北野日奈子【荒木飛羽】ヘアメイク:反田やよい、スタイリング:Yoh U 【北野日奈子】ヘアメイク:大場聡美、スタイリング:優哉(衣装)NAKAGAMI(NAKAGAMI nakameguro) (C)峰浪りょう・集英社/「少年のアビス」製作委員会・MBS


ナギの演技は「乃木坂46のクールな先輩を思い出しながら」


――それぞれ難しい役どころだと思いますが、演じる上で心掛けていることはありますか。

荒木:令児のお母さんのことを頭の片隅に置くように心掛けています。常にお母さんに囚われているという部分を演じなければいけないと思っているので、ナギさんから心中に誘われたのに心中できなかったり、柴ちゃん先生の家にいたのに家に帰ってしまったり、チャコと“告解ごっこ”をするシーンだったり、どの令児を演じる時も、頭の片隅にお母さんを置くということを1番大事にしています。

北野:これまで乃木坂46でアイドルのお仕事を軸に9年間やってきたので、演技の経験が少なくて。自分がナギちゃんを演じられるのか不安だったので、撮影に入る前からスタッフさんに演技について相談させていただいて、不安な面を一緒に解消してもらってから撮影に挑みました。

ナギちゃんはアイドルグループでのイメージカラーが青でクールな感じなんですが、乃木坂46時代の私はイメージカラーが黄色かなと思うくらい、好きなことを自由にやらせていただいて、よく「天真爛漫だね」って言われる方だったので、全くカラーが異なる役を演じるにあたり、声のトーンを変えたり、乃木坂46のクールな先輩を思い出しながら演じています。

――役を演じる中で、共感する部分やご自身と共通する部分はありますか?

荒木:僕の実家の近くに川があるんですが、登下校で川沿いを通ったり、川で部活をちょっとサボっちゃったり(笑)、。川で過ごすことが多かったので、川に対する令児の気持ちは共感できるところかなと思います。

北野:私自身、アイドル時代に休業していたこともあって、そういう部分がナギちゃんと重なりました。「太陽っぽいよね」って言われることが多いんですが、私の人間的な部分はそこまで“陽”じゃないなと思っていて。心の影というか、誰にも言えないような“影”の部分は私にもあるので、そういうところは共感しやすいところでした。

――北野さんは、今作が連続ドラマの本格出演が初とのことですが、乃木坂46出身で女優として活躍されている先輩方に、演技について相談はされましたか?

北野:生駒里奈さんと仲良くさせていただいているんですが、こんなにみっちりドラマに出るのは初めてなので、ドラマでも舞台でも活躍されている生駒さんに、ドラマで役を演じる上で心掛けていることを伺いました。

生駒さんから、ドラマはカメラの向こう側にいる人を想像しながら演技をした方が良いよ、でもその場にはカメラしかないので、カメラのレンズの奥に居る人を意識してやってみるといいかもってアドバイスをいただいて。私はカメラの前だと緊張しちゃうんですけど、そのことを意識しながら演じるようにしてからは緊張せずにやれているので、すごくありがたいアドバイスをいただきました。