北野、荒木の演技に「自分を保つのが大変」
――お互いの演技ついては、どのような印象を持ちましたか?
荒木:すごくイメージ通りのナギだったのでびっくりしました。演技をしている時とカメラが回っていない時とで話すトーンが変わるんです。撮影が始まると急にナギになって、北野さんが演じるナギが原作にリンクしていたので違和感なくナギに対して気持ちを作ることができました。
――北野さんはいかがですか?
北野:荒木くんはカメラが回っていない時は本当に明るいんですが、令児になるとすごく闇深い目をされるんです。一緒に演技をしていると、瞳の中にどす黒い顔が見えてきて、思わず引き込まれてしまいそうになるんですが、ナギちゃんは引き込まれちゃダメなので、結構自分を保つのが大変です(笑)。
――お二人ともお互いに目を合わせて笑い合ったりと、インタビュー中も仲の良さが伝わってきますが、撮影の合間にお話したことや、仲良くなったエピソードがあれば教えてください。
荒木:笹船を作るシーンがあるんですが、ワンシーンの間に20個~30個笹船を作ったので、笹船を北野さんに見せに行ったり…。
北野:見せに来てくれました(笑)。私は笹舟を作る荒木くんの隣で空を見ていたんですが、くまのプーさんの横顔に似ている雲があって。それをどうしても言いたくなって、荒木くんにこそっと教えたんです。
荒木:本当にプーさんに似ていました!
――最後に、ドラマを楽しみにしている方々に向けてメッセージをお願いします。
荒木:僕なりの黒瀬令児を手に入れるように精一杯頑張っているので、ドラマの黒瀬令児も楽しんでいただければと思います。
北野:誰しも悩みや黒い部分を抱えていると思いますが、そういう部分が見てくださる方の心に届いて、少しでも気持ちが晴れてくれればうれしいです。この作品を大事にしながらナギちゃんとして残りの撮影を頑張っていきたいと思います。ぜひドラマを楽しみに、見逃さないようにしてもらえたらなと思います!