西島秀俊、同世代の大森南朋との共演に「もっと共演したいです」

2022/09/01 22:58 配信

映画 会見

映画「グッバイ・クルエル・ワールド」の大ヒット祈願イベントに登壇した西島秀俊撮影=田中隆信

9月1日、映画「グッバイ・クルエル・ワールド」の大ヒット祈願イベントが東京新宿鎮座 花園神社で行われ、拝殿での御祈祷後、西島秀俊斎藤工宮沢氷魚大森南朋がトークイベントに出席した。

御祈祷を終えた感想を聞かれた西島は「映画は結構ハードな内容なんですけど、御祈祷はすごく厳粛な空気で、静かな気持ちになれましたし、とてもいい大ヒット祈念になったと思います」と笑顔で答えた。演じた“安西”については、「どこか他のキャラクターに共感というか、“同じ思いを抱いている者”というのをどこかで感じていて、考え方が違っていたとしても殺し合う相手の思いをどこか掴んでしまって悲しみをもって向かっている部分が魅力的だと感じました」と分析。

大森は、司会者から“バーで玉城ティナさんと踊り出すシーンが印象的でした”と言われ、「どういうふうに踊れば良いのかわからなかったんですけど、玉城さんと一緒に踊れたのはおじさん冥利に尽きます(笑)」と照れ笑いし、「それよりも、僕らの後ろで氷魚くんが熱い思いを吐き出していたので、そちらの方が大事なので」と宮沢を立てた。その言葉を受けて、「素晴らしかったです」と大森の踊りを讃え、「僕もそう踊れたら良いなと思いましたし、勉強させてもらいました」と返した。

同世代の大森との共演について、西島は「楽しかったですね。もっと共演したいです。意外に同世代でしっかり共演する機会がなくなってきているので、ぜひ同世代の俳優が集まった作品を作っていただきたいと思います」と願望を伝えると、大森が「おじさんだらけの青春映画とか(笑)」と提案した。西島は「青春映画はヤダ!(笑)」と拒否するが、「走りましょう!」と笑顔。西島はどういう存在かを聞かれた大森は「西島さんは一個先輩なんですけど、ずっと前を走ってくれている頼もしい俳優さんです。いつも見させていただいています」とリスペクトする気持ちを伝えた。

最後は、西島が「生々しい銃撃戦、殺し合い、暴力がこの映画には描かれていて、そこにはそれぞれの役の感情が乗っていて、それぞれの役が居場所がなくなって、自分の居場所を作るために戦わざるを得ない。そんな思いが入った銃撃戦だったり、アクションだったりするので、ぜひそのへんを観ていただきたいと思います」と見どころを伝えて締めくくった。

映画「グッバイ・クルエル・ワールド」は9月9日(金)より全国公開。

◆取材・文=田中隆信

映画「グッバイ・クルエル・ワールド」撮影=田中隆信