<仮面ライダーギーツ>キャスト5人が目指す姿 主演・簡秀吉「『このメンバーでできてよかった』と言えるチームに」

「仮面ライダーギーツ」がまもなく放送開始撮影=曽我美芽

令和ライダー第4作「仮面ライダーギーツ」(毎週日曜朝9:00-9:30、テレビ朝日系)がまもなく9月4日(日)よりスタートする。ライダーたちが自らの願う世界を実現するため、生き残りゲーム「デザイアグランプリ」に身を投じていく本作。このたびWEBザテレビジョンでは、浮世英寿(仮面ライダーギーツ)役の簡秀吉、桜井景和(仮面ライダータイクーン)役の佐藤瑠雅、鞍馬祢音(仮面ライダーナーゴ)役の星乃夢奈、吾妻道長(仮面ライダーバッファ)役の杢代和人、デザイアグランプリのナビゲーター・ツムリ役を演じる青島心の5名による座談会を実施。撮影はまだ序盤だが、早くも和気あいあいとした雰囲気のキャスト陣に、俳優の登竜門ともいえるライダー出演を経て目指す姿や、叶えたい願いを聞いた。

とにかく仲が良い撮影現場


──「仮面ライダーギーツ」撮影現場はどのような雰囲気ですか?

佐藤瑠雅 とにかく仲が良いですね。撮影している人は撮影している人で集まって、していない人はしていない人で集まって、それぞれ話をしています。

杢代和人 和気あいあいとしてます。

佐藤 最初の頃は、僕や簡ちゃん、夢奈ちゃんが率先して話しかけていましたけど、今はもうみんなが心を開いているので、誰が率先してみたいなこともないですね。

杢代 役割で言ったら、瑠雅くんが話を回してくれたり、まとめてくれたりするリーダー的存在で。ひで(簡)は……面白い(笑)。

青島心 ボケてくれるよね(笑)。

星乃夢奈 天然ボケなんだよね、簡ちゃんは。

佐藤 またそれがいいよね(笑)。

──簡さんは座長となるわけですが、そのあたりはいかがですか?

簡秀吉 僕は19歳で、キャストの中では年下のほう。チームをまとめるという役割は苦手なので……正直、今は座長としては苦戦しているところです。

佐藤 ここ(佐藤と青島)が座長よりも年上なんですけど、そんな決めすぎなくてもいいよと思っています。

青島 ね、まとめようとしなくていいよね。

佐藤 リーダーにもいろいろな形があるし。今の感じの、ゆるい簡秀吉のままでいてくれたら。

 ありがとうございます。

浮世英寿(仮面ライダーギーツ)役の簡秀吉撮影=曽我美芽


学びと吸収の現場、「とにかく幸せです」(簡)


──お芝居の面ではいかがですか?楽しめていますか?それとも苦戦している?

 僕は楽しいです。浮世英寿というキャラクターを演じられていることが幸せですし、毎日現場に来ているので吸収できるものも多くて。でもそれって当たり前じゃない環境だなと思うので、とにかく幸せです。

佐藤 僕はこれが初めての演技のお仕事なので、日々勉強です。ゲストで来てくださる俳優さんの演技も見て、毎日現場でいろいろなことを吸収しています。

青島 私は、演技で悩んだときは割ともっちゃん(杢代)に相談しているんです。同じ演技レッスンの先生に習っていたことがあると最近わかって。

星乃 へえ。そうなんだ!

杢代 そうそう。基礎が一緒だから演技の話はよくします。僕も楽しく撮影しています。「仮面ライダー」の現場では緊張感があって。ドラマって最終回まで物語が決まっているものが多いと思うんですけど、仮面ライダーは決まっていないので、毎話毎話台本をもらうのも緊張しますし、「次はどんな感情の変化があるんだろう」と考えるのも面白い。そういうところでもスキルアップできる環境だなと感じているので、毎日学びと吸収です。あとは吾妻道長というキャラクターを愛しながら演じています。

星乃 私が苦戦したのは、祢音ちゃんのお嬢様というキャラクター。身近にお嬢様がいないので研究するにしても、どうしたらいいかわからなくて。監督といろいろお話して、ちょっとずつ出すようにしているのですが、掴むまでは苦戦しましたね。でも1年間同じ役を演じられるというのはなかなかない機会なので、祢音ちゃんのことをどんどん好きになっていくんだろうなと思うと楽しみです。

鞍馬祢音(仮面ライダーナーゴ)役の星乃夢奈撮影=曽我美芽