──「仮面ライダー」シリーズは役者の登竜門とも言われますが、撮影・放送を終えた1年後、どのような自分になっていたいですか?
簡 1日1日を大切にして、1年後には「このメンバーでできてよかった」と言えるようなそんなチームになっていたいですね。いち俳優としては、スタッフやキャストへの気遣いのできる俳優になっていたいです。憧れが小栗旬さんなので、少しでも近づけるように。
佐藤 僕は、まずはこの作品を通して俳優として大きく成長したいです。そして次の作品へつなぐバトンが作れたらいいなと思っています。でもお芝居以外にも、歌も好きだし、やりたいことがたくさんあって。将来的にはマルチに活動していける存在になりたいと思っています。
星乃 私は放送が終わってからも、ずっと愛される作品、役でいたいなと思います。歴史のあるシリーズなので、皆さんそれぞれに一押しの作品があるのは当たり前なのですが、それが「ギーツ」になってくれたらうれしいなって。私自身は、今よりももっと、人としても俳優としても成長して、何倍も大きくなりたいです。
青島 脚本家さんや監督さんたちが表現したいことを伝えられるのは私たちしかいないので、その方達に「全力で嫌われてほしい」と言われたら全力で嫌われにいきたい。まずはそういう部分で、自我を捨ててでも、作品を軸に考えていきたいなと思っています。そして1年後には、役名で覚えてもらえるような俳優になっていたいと思っています。というのも、私はナチュラルではなくて、リアルな演技ができる人になりたいんです。私の思うリアルというのは、日常生活にいるかいないかではなくて、その作品にちゃんと存在するかどうか。なので、できれば「青島心」という私の名前ではなくて、「ツムリ」という役名で覚えていただきたい。それがつまり、ツムリに見えたということだと思うので。
杢代 「仮面ライダーギーツ」含め、見た人の思い出に残るような作品に出演できるようにしていきたいですし、瑠雅くんが言ったように、今回の作品をきっかけに、バトンをつなげていける俳優になりたいと思います。また、「仮面ライダー」の出演に伴って、所属しているグループ(原因は自分にある。)での活動を制限させていただいているので、グループの活動も頑張りたいです。
──杢代さんは「仮面ライダーギーツ」出演とともに、グループ活動の制限が発表されましたが、グループのファンの方からも「おめでとう」という反応が多かったですよね。
杢代 本当にファンの方の存在はありがたいです。それほど歴史ある作品に携われることもありがたいですし、僕が所属するEBiDAN(スターダストプロモーションに所属する若手男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団)のメンバーが「仮面ライダー」に出演するのは初めて。そういう意味でも新しいことができたのかなと思うと光栄です。