しかし、星砂のことを尾行した悠日は、小洗(田中裕子)にその行動を怪しまれる。「摘木さんを取り戻す方法を教えてください」と星砂が別人格になってしまったことを嘆く悠日に小洗は、星砂が手書きで残したメモを渡した。
「今、朝四時。誰かさんはまだ寝ている。」と始まる手紙。「私は今の自分が好きなのだ。誰かさんに出会った自分が好きなのだ」、そう書かれているのを読んで、今の自分と会えなくなったときのために、星砂が悠日に残したラブレターだと分かる。寂しさの絶頂にいる悠日を想像できているかのような文体で「私がいなくなって寂しがるのは構わないが、ほどほどにしとけ」、「ほんのスプーン一杯くらいの思い出があれば、それでいいのだ」とつづられていた。
「ホットドッグ食ったら二人してキャベツもりもりはみ出したこと」「電球を取り替えて、へそが見えた時のこと」「あざとい赤いパンツ」「かなりいい感じのタイミングで鳴るアラーム」「トイレのドアを静かに閉めてくれること」「朝起きて、1杯のお水を半分ずつ飲んだこと」など、二人しか知らない思い出の数々。手紙は「ニヤニヤ意地悪言ったり、ヘラヘラふざけていた私だけを覚えてほしい」「泣くんじゃねぇぞ。アホの星砂より」と締められていた。
「やばい…やばいやばいやばい…怒られちゃう…やばいやばい」と泣きじゃくる悠日を、小洗は優しく見守った。
視聴者も、愛でいっぱいの手紙にもらい泣き。「悠日が泣くから私も泣いた」「全員幸せになってもらわなきゃ困る」「本筋の事件の真相も気になるし、星砂ちゃんのことも心配だし、とにかくあっという間に放送が終わっちゃって毎回どゆこと?ってなる」と、番組への感想が多く寄せられた。