“みんな大好き”MCUの魔術師ウォンが再登場 魔術の悪用&“ネタバレ”にご立腹<シー・ハルク>

2022/09/10 07:30 配信

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「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の第4話が配信された(C) 2022 Marvel

マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の第4話『本物のマジックとは?』が、9月8日にディズニープラス独占で日米同時配信された。超人関連の訴訟を専門とする弁護士、ジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)が、30代の独身として、そしてスーパーパワーを持つ身長2メートルの緑色のハルクとして、悩みながらも人生を切り開いていく同作。第4話では、またまたMCUの人気キャラ・ウォン(ベネディクト・ウォン)が登場し、再びの“大活躍”でアメリカでは「#wong」がTwitterトレンド入りするなど、盛り上がりを見せた。(以下、ネタバレを含みます)

冒頭からウォンが登場!


前回、エミル・ブロンスキー(アボミネーション)の仮釈放案件で証人として登場し、MCUファンの話題を集めた魔術師ウォン。その案件が終わったことで、もう出演はないだろうなと思っていたところ、第4話の冒頭から登場した。再登場にテンションが上がった人も多いはず。そんな視聴者の気持ちを見透かしたかのように、ジェニファーが「うれしそうだね。ウォンが出てきたから? みんな大好きだよね」と“第四の壁”を越えて話し掛けてきた。まさにその通り。しかも、チラッと出る程度ではなく、今回のタイトルに「マジック」とついているようにメインでの登場となっていた。ジェニファーの言葉通り、この1週間もこの話題で盛り上がりそうだ。

さて、今回の内容はそのウォンが事務所にやってきて「自称マジシャンを懲らしめたい」とジェニファーに相談を持ちかけた。その偽物マジシャンことドニー・ブレイズは、かつてカーマ・タージで魔術の修行を行ったが素行不良によりウォンに1週間で放り出されてしまった過去があったようだ。今はロサンゼルスで安っぽいトリックショーを生業としている。

魔術の悪用とネタバレに怒り


空中浮遊したり、炎を出したり、鳩を出したり、ドニーが行うマジックはありきたりなものがほとんど。しかし、スリング・リングを所持していて、ポータルを作り出すことができる。観客の一人、マディスンがステージに上り、ドニーのマジックに参加していたが、ポータルを通って別の次元に飛ばされ、紆余曲折あってウォンのところにたどり着いた。その時のウォンはテレビでドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のシーズン5・第12話を見ていたが、マディスンにネタバレされてしまう。ドニーが魔術を悪用していることに腹を立て、ネタバレされたことでさらに火がついた。

ジェニファーとウォンは、ドニーに「魔術の使用停止を求める警告書」を提出するが、“マジックは所有できない”“精神は商標登録できない”と反論。結局は法廷での争いになってしまうが、証人として出廷したマディスンはあまり役に立たず、判決が下るまではドニーの魔術の使用が認められてしまう。
調子に乗ったドニーは、マジックショーでポータルを使っていたが、火の国から大量のデーモンを召喚してしまい、ウォンに泣きつき、ジェニファー(シー・ハルク)とウォンによって騒動は鎮火。その最中にジェニファーはドニーに停止通告書に同意するように迫り、それも解決することとなった。ちょっと脅迫っぽい感じだが、相手が相手なのでやむなしという感じ。