飯豊まりえ“朱梨”×浅香航大“風早”の意味深ラストに痺れる 続編を期待させる余韻残す<オクトー>

2022/09/12 16:03 配信

ドラマ レビュー

最後に笑顔で風早を見つめる朱梨 「オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜」最終話より (C)ytv

飯豊まりえ浅香航大がバディを演じるドラマ「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)の最終話が9月8日に放送され、完結した。最終回では、バディとして事件を追ってきた心野朱梨(しんの・あかり/飯豊)と風早涼(かぜはや・りょう/浅香)の意味深なラストが描かれ、続編に期待を残した。(以下、最終話までのネタバレがあります)

朱梨、風早それぞれの成長物語に


同ドラマは、15年前に両親を殺され“感情の色”が見えるようになった女性刑事・心野朱梨が、エリート崩れ刑事・風早涼とバディを組み、その能力を駆使して凶悪事件の真相に迫っていく新感覚の刑事サスペンス。

最終回では、15年前の事件の真相もすべて明らかに。事件には風早の父であり警察庁次長である平安衛(船越英一郎)も深くかかわっており、心野家の事件を追うことで風早自身も父と向き合い、長年のわだかまりを解消した。

意味深な朱梨の一言「私もです」


印象深かったのは、最終回で描かれた朱梨と風早の別れのシーン。平安の特命を帯びて東神奈川署に異動していた風早は、心野家の事件がすべて解決したことで本庁に復帰することに。朱梨と2人、署の屋上で語り合った。

「よかったですね、ずっと戻りたがってましたもんね」という朱梨に、「そうでもないよ、特に最近は」と、どこか名残惜しそうな風早。「でも戻るからには、やることはやる」「もう父さんみたいな人は見たくないんだ。組織のために、間違った道に進む人は」と、自分の使命を口にした。