中川大志、初舞台で初座長の大役に「久々に震えるくらい緊張しています」

2022/09/13 16:29 配信

芸能一般 会見

中川大志が音楽劇「歌妖曲〜中川大志之丞変化〜」の制作発表会に登壇撮影:大野代樹

俳優の中川大志が9月13日、都内で開催された音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」制作発表会に、共演の松井玲奈福本雄樹浅利陽介中村中山内圭哉池田成志徳永ゆうき、作・演出を担当した倉持裕氏と共に登壇。初めての舞台で初座長を務める意気込みや、演じる役柄の印象を語った。

本作は、明治座、東宝、ヴィレッヂの3社から同じ年齢の男性プロデューサー3人が集まり、立ち上げた“三銃士企画”の第二弾で、「『リチャード三世』×昭和の歌謡界」をテーマにした、音楽、笑い、愛憎、お涙頂戴、勧善懲悪のスペクタクル感とケレン味満載の作品。初めてシェイクスピア作品に挑む倉持氏が、シェイクスピア屈指の人気作にして演劇史上もっとも有名なダーク・ヒーローを描いた「リチャード三世」を、生バンドの演奏で音楽劇として進化させる。

本格的な舞台に初挑戦で初座長を務める中川が演じるのは、醜い風貌と不遇な宿命を背負い、大衆芸能・歌謡界で悪逆の限りを尽くす主人公・鳴尾定。美貌の歌手・桜木輝彦となり歌謡界を席巻するも、破滅の道へ突き進む“昭和歌謡版リチャード三世”の姿を描く。

最初は仮のタイトルだと思っていた


初舞台にして初座長を務める中川は「出演者の皆さまと初めて顔を合わせたんですけど、久々に震えるくらい緊張しています」と心境を吐露。続けて「1年半くらい前から歌謡曲に向けたボイストレーニングが始まったりと、少しずつ準備をしてきました。そして今週から稽古が始まりますが、分からないことがたくさんあり、未知の挑戦になります。一生懸命、精いっぱい演じます!」と意気込んだ。

演じる役・鳴尾定、桜木輝彦の印象については「鳴尾は生まれつき顔も体も醜い状態で生まれてきてしまったので、鳴尾一族や世間から閉じ込められていたような男なんです。そんな鳴尾がいろいろな手段を使い、桜木輝彦に生まれ変わって復讐をしていくのですが、僕が台本を読んで想像しているのは、一方の姿がもう一方に影響を及ぼすのが、このキャラクターのテーマになってくると思っています」と話した。

また、舞台のタイトルに自身の名前が使われていることに対しては「最初は仮のタイトルだと思っていたので、本当のタイトルとして発表されてドキドキしています!」と目を丸くした。

音楽劇「歌妖曲〜中川大志之丞変化〜」の制作発表会より撮影:大野代樹


宣伝部長が初仕事


さらに、橋本ミキオ役で出演している徳永は“公演宣伝部長”として同イベントに登場。中川から「宣伝部長とは一体何でしょうか?」と聞かれると、「いい質問ありがとうございます! 宣伝部長ということで、稽古場のお写真やオフショットを私が撮り、SNSで発信して貴重な姿を見ていただこうかなと思っております!」と説明した。


司会から、今回のイベントの様子は撮らなくていいのか尋ねられると「いいんですか? では、せっかくなので。私の初仕事ですね」と言い、出演者たちの写真を撮る一幕があった。

音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」は、11月6日(日)から11月30日(水)まで東京・明治座にて上演。その後、12月8日(水)から12月12日(日)に福岡・キャナルシティ劇場で、12月17日(土)から12月25日(日)まで大阪・新歌舞伎座で上演される。

◆取材・文=大野代樹

音楽劇「歌妖曲〜中川大志之丞変化〜」の制作発表会より撮影:大野代樹