重岡大毅“北”と入山法子“彩女”が食す“ツラうまい”カニの特選コース<雪女と蟹を食う>

2022/09/18 19:47 配信

ドラマ レビュー

入山法子“彩女”の決意をくつがえそうとする重岡大毅“北”(C)「雪女と蟹を食う」製作委員会

ジャニーズWEST重岡大毅主演、入山法子共演のドラマ「雪女と蟹を食う」(毎週金曜深夜0:12-0:52、テレビ東京系)の第11話が9月16日に放送された。「死ぬ前に北海道でカニを食べましょう」と始まった北(重岡)と彩女(入山)の旅がクライマックスを迎え、残すところ次回の最終話のみとなった二人の関係の行方に注目が集まっている。(以下、ネタバレが含まれます)

最終話目前でTwitterトレンド入り


本作は、自殺を図ろうとしていた男性・北(重岡)が、孤独な人妻・雪枝彩女(入山)と、カニを求めて北海道まで旅をするサスペンスフルなラブストーリー。彩女の夫で小説家・雪枝一騎を勝村政信、一騎の担当編集・巡健人を淵上泰史、空腹で路頭に迷う北を救ったホステス・マリアを久保田紗友が演じ、監督は「全裸監督」(2019年)や映画「ミッドナイトスワン」(2020年)などを手掛けた内田英治らが担当する。

これまで、えん罪に苦しんだ過去を告白して自暴自棄になる北や、小説家の夫に自分の才能を委ねている彩女の狂気的な部分を惜しみなく描いてきた。先の読めない展開に、視聴者のSNSは「雪女と蟹、とにかく見てない人皆見てほしい、すごかった」「ドラマでここまで熱のこもった演技が見られるとは」などといった熱い書き込みが相次ぎ、放送後のTwitterはトレンド入りを果たしている。

「雪女と蟹を食う」第11話より(C)「雪女と蟹を食う」製作委員会


北、ようやく見たカニの感想は「グロい…」


今話の北は、彩女の死への決意をどうにかして心変わりさせてみようと葛藤していた。「明日、一緒にカニを食べて、そして一緒に死ぬのよ」と言った彩女から、特選カニフルコースの予約が取れたと報告を受けた北。北は、自分が命を絶とうとしていたことよりも、彩女の心配を募らせる。自分はとっくに彩女によって救われていたことを実感したのだった。

二人はカニ料理店に到着。北は見たことのないカニ料理の数々を見て感嘆した。ドンッと出てきたまるごとのカニを見て「思っていたよりグロい…っていうか迫力があって、どうやって食べるんですか」と戸惑う北をほほ笑ましく見て、彩女は手際よくカニをさばいていった。

あらゆるカニを食するという、ぜい沢な二人の食事。この先にあるのは、彩女の死であり、二人にとって最後の食事であるという、おいしそうであるのと同時に、つらく刹那的で妙なムードが漂った。