永瀬廉「我が名は織田信長!」に込められた、すさまじい覚悟に心震える<新・信長公記>

2022/09/19 18:12 配信

ドラマ レビュー

永瀬廉“信長”の華麗なアクションとせりふが胸を打つ

「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」第9話より(C)ytv


これまで博士を殺したのは家康とされてきたが、本当は別府ノ守で、家康の凶暴で非情な性格を引き出すため。また、研究が不十分だったことから、信長たち戦国武将クローンは18歳までしか生きられない。

その宿命をも知る信長は、家康との戦いの先に“最後の戦い”を見据えていた。それは、高校を仕切る“総長”との戦いだ。家康との戦いの場面では、「我が名は…織田信長~!」というせりふには覚悟が存分ににじんでおり、家康に一撃をくらわせて倒した。信長を演じる永瀬の、悲しみをたたえた戦いを表現するアクションとせりふが見事だった。

別府ノ守の狂ったロマンによる、信長たちの悲しい宿命。視聴者からは、「まさかの展開続き」「(主題歌)トレトレ(Trace Trace)の歌詞もまさかの伏線だった事に気づいてしまってゾクゾクしてる」「後半ずっと泣いてた」といった感想が寄せられた。

育ての母である花梨から学んだ“和の心”を大切にする信長は、敗れた家康に「ここからは貴様の力が必要なのだ」と手を差し出した。

次回、9月25日(日)放送の最終回では、信長が家康らクラスメイトたちと最後の戦いに挑む。

◆文=ザテレビジョンドラマ部