「俺、昔から気づくのが遅くて。自分が誰に支えられてるのか、誰に元気づけられてるのか…いなくなってから気づくんだ」日之出賢人
日之出くんのこのセリフって、ほとんどの人に当てはまることだと思うんです。日之出くん自身にそういうストーリーがあったから出た言葉ではありますが、ムゲちゃんや「自分以外の誰かになりたい」と思っている生き物たち、みんなの思いを総括したセリフだと感じました。
それに、日之出くんは「自分を支えてくれていた人が消えてしまったことで、その大切さに気付いた」という意味で言ったと思うんですけど、人間に戻れなくなってしまい、自分が生きてきた上での“当たり前”を失ってしまったムゲちゃんにとっては、「猫になったことで、人間の自分にしか生きられない立ち位置の大切さに気づいた」という意味にもなると思うんです。いろんな立場から見ても共感できるセリフだったので、すごく深いと思いましたし、だからこそ忘れちゃいけないことなんだろうなと感じました。
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