女優の清野菜名が28日、都内で行われた映画「耳をすませば」(10月14日公開)のジャパンプレミアイベントに、清野とともにW主演を務める松坂桃李、共演の内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、メガホンをとった平川雄一朗監督と登壇した。
1989年に少女まんが雑誌「りぼん」で連載され、1995年にはアニメーション映画が公開された「耳をすませば」を実写映画化した本作。まんが・アニメーションでも描かれた中学生の甘酸っぱい青春時代はもちろん、完全オリジナルの10年後の物語も描かれる。
多くの観客から拍手で迎え入れられた10年後の月島雫を演じる清野は「無事に今日を迎えられて、本当にホッとしております」と胸をなで下ろし、「撮影が始まったのが2020年の3月で、終えたのが2022年5月だったんですね。長い年月が経ったんですけど、ようやくこうやって見ていただける日を迎えて、スタッフのみなさまに感謝と、そして今日を楽しみに待ち続けてくださったファンのみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げにあいさつした。
また、クランクアップの際は感極まって涙を流したそうで「『耳をすませば』の撮影が止まった間にもほかの作品も撮っていたりしたんですけど、その間もずっと雫ちゃんが頭のどこかに必ずいる2年半で、今年の5月にクランクアップの撮影に行ったときに、スタッフもお忙しい方ばかりだったのに、2年半前と同じみなさんが集まってくださって、それにすごく感動しました。2年半という長い思いと、現場の温かさに涙が溢れてしまいました」と回顧。