上川隆也が主演を務めるドラマ「さよならの向う側」(毎週木曜夜11:59-0:29、日本テレビ系)。10月6日に放送された第3話は、会いたいではなく、歌いたいと願った美咲(吉田凜音)の物語が繰り広げられた。若くして亡くなる悲しみはありつつも、感動の結末が待っていた。(以下、ネタバレがあります)
読売テレビ・日本テレビ系のプラチナイト木曜ドラマ枠では、9月22日より『4週連続オムニバスDRAMA』と銘打ち、2つのドラマをオムニバス形式で放送。番組前半30分は本作、後半25分(夜0:29-0:54)は「5分後に意外な結末」という構成になっている。
本作は、清水晴木による同名小説(マイクロマガジン社)が原作。上川演じる案内人・谷口健司が、思いがけず訪れた死に戸惑う人々を、現世とあの世の狭間「さよならの向う側」で迎え、彼らの最後の24時間に寄り添う。
あの世に行くまでの24時間、会いたい人と会うことができるが、自分が死んだことをまだ知らない人とだけ、という案内人からの提案に、どんな選択をするのかが描かれる。
第3話は、心臓の病で亡くなった美咲(吉田凜音)が、バンド仲間の大倉(今井悠貴)と作った曲を歌いたいと願った。しかし、大倉は美咲の死を知っているためルール上では会えないのだが、案内人は「あなたが美咲さんである限り…」と意味ありげにつぶやいた。
現世に戻った美咲は、髪型とメイクを変えて、さらに美咲の従姉妹の“美樹”と名乗ることで、大倉と会えた。
美咲は心臓が生まれつき悪く、5歳まで生きられないかもしれないと言われていたが、治療薬のおかげで18歳まで生きることができたのだった。そんななかで、歌う喜びを知った大倉との出会いをよかったと思っていた。
しかしライブの出番を待っているときに美咲は発作を起こし、亡くなってしまったのだった。
自分が作詞し、大倉が作曲した歌を歌いたいという願い。そして、倒れる直前に大倉が「今日の本番が終わったら大事な話があるんだ」と言っていたことも気になっていた。
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