俳優の宮沢氷魚が10月8日、都内で開催された映画「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」の公開記念舞台あいさつに共演の橋本愛、蒔田彩珠、水野美紀、西岡徳馬と共に出席。9月30日に最終回を迎えた連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合ほか)の撮影後、断捨離をしたことを明かした。
本作は、“並行世界”を行き来することができる世界の同じ名前のふたりの少年が、それぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちるラブストーリー。主人公・暦役を宮沢が、「僕が愛したすべての君へ」のヒロイン・和音役を橋本が、「君を愛したひとりの僕へ」のヒロイン・栞役を蒔田がそれぞれ演じる。
声優に初挑戦した宮沢は「普段のお芝居とは違って、声だけで表現をする難しさみたいなものを今回改めて感じました」と回顧。改めて「声だけでお芝居って難しいですね」とかみしめ「いろいろ挑戦しなががら、無事に2作完成できたことをうれしく思っています」と喜びを口にした。
イベントでは、本作にちなんだ質問にYESかNOで答える「『YES』or『NO』運命の選択」という企画を実施。「恥ずかしいことや失敗したときに、並行世界があったら逃げる?」という質問に宮沢は「YES」の札を上げ「もちろん逃げますね」とキッパリ。失敗したり恥ずかしいことがあったりすると引きずるタイプだと明かし「逃げて忘れたいです」と答えた。
さらに「最近何か大きな決断をした?」という質問にも宮沢は「YES」と回答した。宮沢は「ちむどんどん」に出演していたことに触れ「1年間撮ってた朝ドラの撮影が終わりまして。それを機に『1年間使ってないものを全部捨てよう』と思って、断捨離をしたんですよ」と告白。
「今、家にほとんど何もなくて。冷蔵庫の中身も全部捨てて、今は調味料とビール2本しか入ってないんですよ」と明かし「気持ち的に全部1回手放したいと思って、洋服とかも1年間使っていなかったものを一気に友達にあげたりして処分しました」と打ち明けた。断捨離をしてとてもすっきりしたが「ないはないで寂しいと思った」という宮沢。「また新しく買わないと、と思っています」と笑顔を見せていた。
※西岡徳馬の「徳」は異体字が正式
◆取材・文=山田果奈映