沢口靖子×内藤剛志×小池徹平が生まれ変わった“科捜研ラボ”で現場を語り合う「“今どきの科学ラボ”という印象」<科捜研の女>

2022/10/14 18:02 配信

ドラマ 会見

榊マリコ役の沢口靖子(C)テレビ朝日

榊マリコ役/沢口靖子コメント


――新シーズンの撮影はいかがですか?新しくなったところを教えてください。

現場では演出、カメラワーク、照明、衣装など、すべてにおいてクールで硬質でスピード感あるドラマをみなさんに提示しようと挑戦しています。さまざまリニューアルしていて、科捜研セットも新しくなりました。鑑定場所はフリースペースとなり、“今どきの科学ラボ”という印象です。

私のいちばんのお気に入りは、マリコのラボを囲むオレンジ色のスモークガラス。クールな空間の中にも温かみを感じさせる色味が、マリコの人間味を表している気がします。このガラスはワンタッチで視線を遮ることができる上、巨大スクリーンにも変身するので、迫力ある映像を投影することもでき、それが演出にも生かされています。

白衣もこれまでとは素材感が変わり、ストレッチが効いて動きやすくなったほか、襟も細くなってスッキリ大人っぽくなりました。また、マリコはじめ、メンバーの私服も全体的にシックな装いになりました。マリコの衣装テーマは、“大人の女性科学者”という感じでしょうか!

――新メンバー・小池徹平さんの印象は?

同じ大阪出身でお会いする前から親しみを感じていたのですが、実際にお話ししたら爽やかな好青年で、まるで少年漫画から飛び出してきたヒーローのよう(笑)!しかも、お芝居がとてもしっかりしていらっしゃるんです。登場シーンは専門用語でバトルしながら自己紹介する…といった、緊迫感漂う科学者同士らしい場面でしたが、やりとりをしていてとても気持ちが良かったです。

――火曜夜9時という新ドラマ枠でスタートすると聞いたときのお気持ちを教えてください。

これまでの歴史が一段落する寂しさも感じる中、“また新たなチャレンジをさせていただけるんだ”“またマリコに息を吹き込むことができるんだ”…そんなうれしい気持ちになりました。今までの軸は残しながら“大人路線”へとシフトしますが、これまでのファンの方にもついてきていただきたいですし、新しいファンの方も開拓したいなと、大いに欲張っています。

――新シーズン、マリコはどこが変化していますか?

マリコの真実への探究心は変わりませんし、マイペースぶりも健在です。私自身も作品に向き合う基本的な姿勢は変わりませんが、放送時間が繰り下がることもあり、“大人モード”を醸し出していきたい。お芝居も、より“大人の科学のプロフェッショナル”であることを意識して取り組んでいます。ファッションもシックになり、“マリコが大人になった”と感じていただけたらうれしいです。

――シリーズ誕生から24年目に突入しましたが、振り返って思うことは?

当時はまだ“科学捜査研究所”の存在が世の中に浸透していない時代だったので、企画を伺ったとき真っ先に「そこは何をするところですか?」と質問したことを覚えています(笑)。

科学の進化に伴い、作品全体も進化してきたことが長く続いてきた理由のひとつだと思いますし、科学だけでなく人間も描いてきたところが作品の魅力であってそこは変わりません。その上で今作では今までの“明るく身近な科捜研”ではなく、クールで高度で上質な世界観を目指していきます。