独立した作品だが、両作品を見ると交差した世界が見えてくるアニメ映画「僕が愛したすべての君へ」(“僕愛”)、「君を愛したひとりの僕へ」(“君愛”)が、現在公開中だ。並行世界を行き来できる一人の少年・暦(声:宮沢氷魚)が、それぞれの世界で別の少女と恋に落ちる。2人のヒロインの声を担当するのは、橋本愛と蒔田彩珠。“僕愛”のヒロイン・瀧川和音を橋本、“君愛”のヒロイン・佐藤栞を蒔田がそれぞれ演じている。そんな2人にアフレコ秘話を語ってもらった。
――本作の映像を見たときの率直な感想を教えてください。
蒔田:まず作品の構造に驚きました。どちらから見ても楽しめて、両方を見たらまた違った世界が見えてくる…。感想が変わるすてきな作品です。
橋本:どの視点から見ても円環のようにつながっているのが美しく、すごい体験をしたと感じました。並行世界だからこそ味わえる多幸感のようなものがあるというか。何より、単独で見てもきちんと届くものがあり、一つの作品として完成されているんですよ。作品に対する製作陣の思いやパワーを感じられました。
蒔田:監督をはじめ製作スタッフも違いましたもんね。私は基本、“君愛”だけなのでうらやましかったです。
橋本:そうか! どちらも体験した私からすると、両現場とも個性があり真剣で楽しかったです。
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