AKB48岡部麟&高橋彩音「今は何が来ても大丈夫な気がする」5年で培ったバラエティー力<バッチこーい!>

岡部麟、高橋彩音撮影:大野代樹

岡部麟、つらかった企画も「今なら面白くできるかも」


――5年間を振り返っていただいて、何か印象深い企画はありますか?

岡部:最初の頃の企画で「メンバーの中で8番目は?」みたいな企画は、もしかしたら今やったらめちゃめちゃ面白くできるかもしれないけど、最初は本当に“ただ傷つき合うだけ”になっちゃっていたから。あれ、ちょっと空気悪かったよね(笑)。

高橋:うん。本気にしちゃっていたし、自分のことしか考えられていなかったから。

岡部:どうやったら面白くなるとか、そういうやり取りの演出とか、面白くするためにはっていうことが分かってきた今だからこそ、もう一回やりたい。

お客さんの目を気にしていたことも


――当時のディレクターに話を聞いた時、「メンバーが嫌がることは本当に盛り上がらない」って反省していました。

二人:(笑)。

岡部:今は何が来ても大丈夫な気がする。

高橋:そう。8位とか言われても何とも思わない。

岡部:逆に“おいしい”って思う人が増えたと思います。あの頃は(スタジオに)お客さんがいたから、「失敗できない」「そう思われたら嫌だ」っていうのが一番にあって。いないのは寂しいけど、今は逆に強みかもしれないですね。

高橋:対決企画だと勝敗は絶対につけなきゃいけないじゃないですか。その勝敗も面白い方を勝たせたいというね。「どっちが勝ったら(番組的に)面白いんだろう?」って考えるようになっちゃった(笑)。昔は純粋に勝負をしていたんですけど。

岡部:分かる分かる。「これどっち?」「どっちが面白い?」ってね(笑)。

高橋:どっちにしたら面白いんだろうみたいに考える…大人になりました(笑)。もちろん、勝負をしにいきますけど。