「美しい風景の中で恐ろしいことが…」柳楽優弥主演『ガンニバル』片山監督が見どころ語る

2022/11/02 19:32 配信

ドラマ

「ガンニバル」舞台挨拶(C)2022 Disney

「Disney+(ディズニープラス)」にて、「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズ「ガンニバル」が柳楽優弥主演で2022年12月28日(水)独占配信される。原作は2018年の連載開始以来、累計発行部数200万部を超える二宮正明が放つサスペンスコミック「ガンニバル」。11月1日、日比谷のTOHOシネマズシャンテにて、本作のメガホンを取った片山慎三監督と、脚本を担当した大江崇允が登壇し、舞台挨拶イベントが実施された。

常識が揺るがされるヴィレッジ・サイコスリラー超大作


本作は、外界から閉ざされた村を舞台に常識が揺るがされるヴィレッジ・サイコスリラー超大作。主人公・阿川大悟役には、柳楽優弥。狂気の世界へと誘われて行く警察官を“怪演”する。監督は、片山慎三。脚本をアカデミー賞国際長編映画賞受賞作「ドライブ・マイ・カー」で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した大江崇允が務め、プロデューサーに「闇金ウシジマくん」シリーズを手掛けた岩倉達哉、「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した山本晃久ら日本のトップクラスのクリエイターと俳優が集結した。

片山監督「満足のいく仕上がりになった」


まずは上映される率直な感想について聞かれた片山監督は「全世界に配信されるということでハイクオリティの作品にしようと意気込んでいました。つい最近撮影を終えて、満足のいく仕上がりになったと感じています。スクリーンで上映する機会がほとんどないと思うので是非楽しんでほしいです」と挨拶。堂々と世界に向けて送り出すに相応しいクオリティになったと自信を覗かせた。

大江が脚本を担当したアカデミー賞受賞作「ドライブ・マイ・カー」と一見全く異なるジャンルの作品に見える本作だが、“人間の普遍性”を描くという共通点があるという。脚本作りについて、大江は「二宮先生が描かれた原作が単純に面白いので、脚本家としてはその面白さをできるだけ映像に変換したいという意図で書きました。僕はファンとして原作を楽しめたので、この作品を観た方も楽しんでもらえたらなと本当に思います。そして、まだ漫画を読んで無い方は是非読んで楽しんでほしいです」と原作の面白さを伝えつつ。映像としても楽しめる作品だと力説した。