――近年カセットテープが再び脚光を浴び始めていますが、改めてお二人のカセットテープにまつわる思い出を教えてください
スージー：私は「エアチェック」という言葉があった時代に青春時代を過ごしましたんで、それこそノーマルテープ、クロームテープ、メタル、フェリクロームとかを使って、思い出というかそれがメインの媒体でしたからね。
今はRadikoとかありますけど、当時はラジオの録音っていうのがわりとメインの使い方で。どれだけ同じラジオ番組をカセットで聞いてたのかなって思うんですけど、あの頃のエアチェックが一番の思い出かもしれないですね。
――マキタさんは、自分の好きな曲を編集して女の子にあげたりしてましたか？
マキタ：してましたね。「My Favorite」とか書いてね(笑)。
スージー：私もクリスマスとかは編集してましたね。
マキタ：当時「FM STATION」を買っていたので、その中に鈴木英人さんのインデックスがあって、それを切り抜いてカセットケースの中に入れるわけです。あとはアーティストの写真とかを切り抜いたものを忍ばせたりして。
さらに、自分で作り上げた得体の知れないレタリングの文字、フォントみたいなのがあるんですよ。そういうので「Special Edition」とか書いて、カッコつけてやってたのを覚えてます。
――番組でアイドル音楽について取り上げることも多いと思いますが、お二人が特に好きだったアイドルはどなたでしたか？
スージー：これは早見優さんですね。私の強いリクエストでゲストに来ていただきましたからね。世界で一番美しい生き物を目の前にして、息が止まりそうになりました(笑)。
マキタ：僕はキョンキョン(小泉今日子)です。天井にポスターどころじゃなくて、いろんなところにキョンキョンのポスター貼ってました。キョンキョンもいつか番組で(取り上げられたら)。きっと見てるんじゃないかな(笑)。届いてるんじゃないかなと思うんですけどね。
この番組油断できないんですよ。本当にアーティストの方から「見てた」ってことを告白されたりしますし、アーティスト周りのマネジャーさんとか、音楽系のディレクター、プロデューサーさんとか、業界人の方が見ているんですよ。
出版界も多いですね。漫画家さんとかも。そういう「え、こんな方が見てくれてるの？」っていうことが結構あるんです。だから、キョンキョンも早見優さんも、聖子ちゃんや中森明菜さんだって見てるかもしれない(笑)。
スージー：実現を楽しみにしてます(笑)。
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