松嶋菜々子が、2023年放送スタートの大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。松本潤主演、古沢良太が脚本を務める同ドラマは、誰もが知る徳川家康の人生を新たな視点で描く、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。
松嶋は、“乱世の厳しさを教えた戦国の母”於大の方を演じる。わずか15歳で竹千代(家康)を産み、その3年後に突然、実家の水野家が松平家と敵対関係になったために離縁され、竹千代と生き別れることに。数ある困難にもめげず、乱世をたくましく生き抜き、天下人となる家康を支えた母、という役どころだ。
――役柄説明を読んで、また実際に演じてみて、於大の方の印象はいかがですか?
母、華陽院の慈悲深さ聡明さを受け継いだ於大は安寧の世を夢見、世相を見て子育てをするたくましく力強い女性だったと思います。その於大という偉大なお方の役をいただけたこと、有り難くうれしく思います。
――大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」に出演された際、印象に残っていることはありますか?
「利家とまつ」では、プロデューサーから、支え合う夫婦の物語を作りたいとお話がありました。舞台は戦国時代ですが、戦乱の世の夫婦愛という視点がとても新鮮に感じたことを覚えています。お互いを支え合う夫婦関係、やりとりはユーモアもあり気持ちも入りやすく、台本にはまつの魅力が最大限に描かれていました。利家役の唐沢(寿明)さんは、いつも明るく冗談を言いながら現場を盛り上げてくださいました。