どうする家康のあらすじ
天正16(1588)年春。家康(松本潤)は武田家滅亡後に甲斐で自立した真田昌幸(佐藤浩市)から、北条に領地を渡す代わりに徳川の姫が欲しいと要求される。そこで家康は、本多忠勝(山田裕貴)の娘・稲(鳴海唯)を養女にして嫁がせようと考え、於愛(広瀬アリス)と鳥居元忠(音尾琢真)に稲を説き伏せるよう命じるが、親子ともに反発。そんな中、家康が捜していた武田の使者の女を、元忠がかくまっていることが発覚する。説得に向かった忠勝は、抵抗する元忠と一触即発の危機に陥る。
天正14(1586)年10月。朝廷から豊臣の姓を授かった秀吉(ムロツヨシ)は家康(松本潤)の上洛と引き換えに、妹の旭(山田真歩(を嫁がせたことに続いて老母の大政所・仲(高畑淳子)を人質として岡崎へ送り込む。家康は反対する酒井忠次(大森南朋)ら家臣を説き伏せ、上洛を決意。そして忠次や榊原康政(杉野遥亮)を引き連れ、大坂へ向かう。秀吉と謁見した家康は、秀吉の妻・寧々(和久井映見)らを紹介される。そこで家康は、秀吉から諸大名の前で一芝居打ってほしいと頼まれる。大坂をたつ前夜、秀吉から北条・真田の手綱を握る役目を任された家康は、石田三成(中村七之助)と出会い興味を持つ。
天正13(1585)年11月13日。打倒・秀吉(ムロツヨシ)を誓う家康(松本潤)の懐刀だった数正(松重豊)が豊臣方に出奔し、徳川家中に大きな衝撃が走る。数正の出奔で敵に手の内を知られたも同然となった家康は窮地に陥る。だが、同年11月29日。未曽有の大地震・天正地震が発生し、民の救済が先決で戦どころではない状況に。それでも何とか家康を臣従させたい秀吉は、妹の旭(山田真歩)を家康に嫁がせ、さらに老母の仲(高畑淳子)まで人質に差し出し、家康は難しい選択を迫られる。
覇権を争って秀吉との決戦に挑んだ家康(松本潤)は、長久手において見事な勝利を収める。だが、秀吉(ムロツヨシ)は家康と組んでいた信長(岡田准一)の次男・織田信雄(浜野謙太)を抱き込んで和議を迫り、さらに人質を求めてくる。信雄はその執拗な口説きに耐え切れず、あっけなく取り込まれてしまう。程なく、秀吉が公家の最高位である関白に叙任されたことを知った家康は、名代として石川数正(松重豊)を大坂城へ送る。そこで数正は改めて秀吉の恐ろしさを痛感する。