今作は風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか明らかとなる。物語は、風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。
そこは「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ぶ育成システム。風間と共に、殺人事件の現場に臨場し、完全犯罪を目論む犯人や挑戦的な容疑者の前で、事件捜査の基本を試され、叩き込まれていく「事件現場自体が教場」とも言えるOJT(On The Job Trainingの略称)型の事件捜査。
「残念だが君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。これにサインして持ってこい。いつにする、明日かあさってか、何なら今でもいい」と風間から刑事失格の烙印(らくいん)を押された刑事らは、風間流の事件捜査を学び、自らの無力さを感じ取る。両方の“眼”で誰よりも早く真相を見抜いている風間が、あえて後輩刑事に「自分で考えてみろ」と促すことによって、事件を解決に導いていくと同時に、後輩刑事の抱える秘密やトラブルをも、時に冷徹なまでの観察眼で見抜いていく。やがて、後輩刑事たちはひとりずつ「風間道場」を卒業していく。
初めて風間公親という人物のキャラクターそのものに深く切り込んでいくため、「教場」シリーズの原点であり、始まりとも言える物語だ。
刑事指導官・風間の指導を受けることになる後輩刑事役などの追加キャスト等については後日発表。
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