玉森裕太“諏訪野”が子どもたちに優しく寄り添う姿にキュン<祈りのカルテ>

2022/11/13 13:04 配信

ドラマ レビュー

子どもの気持ちに寄り添い、信じる諏訪野の姿に感動

製薬会社の営業・灰崎(後藤剛範)が志村についての不気味な笛の音にまつわる妙なうわさを諏訪野たちに聞かせたことや、志村が醸し出す雰囲気から、少々ホラー感も漂う“謎解き”となったが、今回も諏訪野は「カルテが全て教えてくれました」の決めぜりふと共に、姫子の優しさと切なさのある“うそ”を解き明かした。

ヒントは、姫子の幼稚園のときのあだ名“シンデレラ”と、“お父さん”と“パパ”の使い分け。姫子の母は1年前に再婚しており、現在の“お父さん”は義父。血のつながった“パパ”は灰崎だった。シンデレラは昔、「灰かぶり姫」とも訳されていて、以前は“灰”と“姫”が名前に入っていたことから、あだ名がついたのだった。

母親としては父親が二人いたら混乱すると考えて、灰崎には会わないように伝えていた。だが、姫子は以前の入院で、仕事で病院にきていた灰崎を見かけ、「入院すればパパに会える」と薬を自ら捨てていたのだ。

姫子が“お父さん”も“パパ”も好きだと答えていたことに、「うそはなかったと僕は信じてます」と諏訪野。諏訪野自身、幼い時に父が亡くなり、11歳のときに母が再婚して義父と過ごしてきたからこその言葉でもあるだろう。

本話では「#祈りのカルテシンデレラ」のタグ付けで、トレンド入り。「姫子ちゃんを信じて味方になる諏訪野先生が素敵だった」「お母さんにお話するシーン良かった」「どんどん成長していってるのが感じられてとても良かった」などの感想が寄せられた。「諏訪野先生、小児科とてもあってると思うなー」という声もあったが、入院患者の子どもたちと遊んだり、絵本の読み聞かせをしたりしている姿も優しさにあふれ、キュンとした視聴者も多かったようだ。

次回、11月19日(土)放送の第7話は、諏訪野と牧村が救命救急科で研修を。「考えるな、感じろ」がモットーの柚木(観月ありさ)が指導医となる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部