熱い言葉が刺さる「覆面D」、相手を想う心が胸を打つ「silent」…“泣ける”と話題の今秋ドラマ4選

2022/11/18 18:00 配信

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「覆面D」より、自首するアキラと源一(C)AbemaTV,Inc.


「勝ち負けじゃなく、逃げずに戦う姿に人は感動する」「先生は、居場所のなかった私たちに、居場所を作ってくれるんだ」、そして「やるしかない!!」。第7話でも、自分を奮い立たせてくれる熱い言葉が飛び出す。熱い涙を流し、前を向く勇気をくれる良作だ。

“伝えよう”と思う心が愛おしい


毎話Twitterのトレンドを席捲する話題作が「silent」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)。物語は、主人公・青羽紬(川口春奈)が高校時代の恋人・佐倉想(目黒蓮)と8年の時を経て偶然、再会するところから始まる。

再会した想は、重度の難聴だった。その現実をしっかりと見つめながら紬と想がふたたび心を重ねていく姿を、優しい視点で描く。初回、第2話と続けて見逃し配信の歴代最高記録を更新するなど、大きな反響を呼ぶ注目作だ。(※配信数はビデオリサーチ調査による、TVer・FOD・GYAO!の合計値)

11月17日放送の第7話では、紬が想と親しいろう者の女性・奈々(夏帆)に思いを伝える姿が描かれた。必死に手話を覚え、すべての気持ちを手話で奈々に伝えた紬。

「佐倉くんのそばに奈々さんがいてくれて本当によかったです。ありがとうございました」

紬は、恋のライバルかもしれない相手に一点の曇りもなくそう伝えた。その誠実さ、真っすぐさは奈々にも届いた。「気持ちを伝えようって必死になってくれる姿って、すごく愛おしい」と奈々。紬の真心が伝播して、奈々の心も癒していく。

ラストシーンの紬からの告白、そして想の温かいハグも印象的だった第7回。11月24日(木)はサッカーワールドカップ中継のため放送をお休みし、続く第8回は12月1日(木)に放送される。音のない世界で出会い直した2人が、待ち受ける現実と向き合いながらも寄り添い、乗り越えていく。相手を想う気持ちの尊さに胸打たれる感動作だ。

「生きること」に寄り添う治療が沁みる

「PICU 小児集中治療室」オフショット※画像はドラマ「PICU」Instagram(picu_cx)より


PICU 小児集中治療室」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)は、“子どもの命”をテーマに「生きるとは」「命とは」「家族とは」という問いに、真正面から向き合うメディカル・ヒューマンドラマ。

吉沢亮演じる“しこちゃん先生”こと新米小児科医・志子田武四郎が、どんな子どもでも受け入れられるPICU(Pediatric Intensive Care Unit)を作るため、そして、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する。

そのテーマゆえに、子どもの命にまつわる過酷な現実も描かれる。それでも悲しみだけではない涙を流せるのは、周囲を巻き込みながら命の尊さ、生きることの尊さを力強く訴える武四郎の存在があればこそだ。

11月14日放送の第6話では、拡張型心筋症で入院している小学6年生の圭吾(柊木陽太)の物語が描かれた。