熊切あさ美が過去の恋愛を告白「『自分しかいない』って思っちゃって、ほっとけなくて…」

2022/11/19 17:11 配信

映画 会見

舞台あいさつで役との共通点について明かした熊切あさ美撮影:原田健

女優の熊切あさ美が、11月19日に都内の劇場で行われた映画「愚か者のブルース」上映2日目舞台あいさつに、加藤雅也佐々木心音小原春香、矢沢ようこ、横山雄二監督と共に登場した。

映画「愚か者のブルース」とは

同作は、2019年の夏に、広島先行上映で大ヒットを飛ばした加藤雅也主演、横山雄二企画プロデュース作品「彼女は夢で踊る」が全国公開され、スマッシュヒットを記録したことで実現した地方発信映画の第2弾。広島のストリップ劇場を舞台に、どこか欠けた者たちが織り成す人間物語。

30年前に伝説の映画を監督したものの、今や“過去の人”となっている男・大根(加藤)は、ピンサロ嬢として働くタマコ(熊切)のヒモとなり空虚な生活を送っていた。そんなある日、タマコの昔の男が現れたことから、2人は大根の大学時代の後輩(横山)が館長を務める広島のストリップ劇場に逃げ込む。劇場の楽屋に住み込むことになった2人は歓楽街に住まう人々に歓迎され満ち足りた時間を送っていたが、大根がストリッパー(小原)に手を出したことで、それぞれの関係性が崩れ始める、というストーリー。

加藤雅也「地方のすごい才能たちにチャンスを与えるようなプロジェクトになれば」

舞台あいさつでは、司会を務める横山監督から「加藤さんが駄目男ぶりを発揮するわけですが、駄目男はどうですか?」と聞かれた熊切は「やっぱり夢を語ったり、夢を追い掛けている人って素敵に感じてしまうんですよねぇ。だから駄目男に行ってしまうんだろうなって思います」とタマコに共感したことを告白。

さらに、横山監督から「これまではどうだったんですか?」と過去の恋愛について切り込まれると、「これまではヒモを囲ったり貢いだりとかはなかったです。そういうのはなかったんですけど、作品の中の雅也さんみたいに夢を語ったりする方はいたかもしれないですね。『自分しかいない』って思っちゃって、ほっとけなくて…。まさにタマコでした」とはにかみながら答えて、会場の笑いを誘っていた。

◆取材・文=原田健