11月27日(日)に、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第45回「八幡宮の階段」が放送される。三谷幸喜が脚本を務める同ドラマは、源頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・北条義時 が、朝廷との最終決戦に挑む最終盤に突入する。
WEBザテレビジョンでは、同ドラマにて主人公・北条義時の姉・政子を演じる小池栄子に、クランクアップした時の気持ちや、三谷脚本の魅力、政子を演じた上での今後の展望などを語ってもらった。
――クランクアップの時の気持ちをお聞かせください。
自分が想像していたよりも「北条政子」という人間を愛してしまって、もう一回初めからやり直したい、と思うくらい魅了された一年半でした。なので、クランクアップの時に「もう(政子を演じることが)できないのが寂しい」という言葉が出ました。本当に小栗(旬)さんが作り上げた現場の温かさが心地よくて、撮影が生活のルーティンになっていたので仲間たちと離れるという寂しさもありました。
クランクアップから時間が経っても、まだ放送が残っているので不思議な感覚ではあります。作品が私たちの手元から離れてしまったので、あとは視聴者の皆さまの力によって盛り上げていただきたいという気持ちが強くあります。賛否巻き起こるような今後の流れになっていますし、それがどういうふうに皆さまに受け入れられていくのかということが楽しみでもあり、不安でもあります。それくらい素晴らしい脚本を三谷さんは書き上げてくれたと思っています。
――三谷さんから「小池栄子さんの代表作になるような北条政子を演じてほしい」というお話があったと、お伺いしましたが撮影を終えていかがですか?
梶原善さんが「代表作になりました」と言ったことに対して、三谷さんが「自分で言うな」と言っていたのを拝見したので、私からは何も言わないですけれども(笑)。ただ、三谷さんの希望通り、私自身も目標にしていた新しい政子像というものをお示しすることができたのではないかなというのは自信を持って言えます。
――クランクアップ付近で三谷さんからメッセージなどはありましたか?
具体的に「ああしなさい」「こうしなさい」ということはなくて、「正直悩んでいます」とか「寂しさと緊張で眠れないです」など、私の話を一方的に聞いていただいていました。