――中川さんの思う、皇帝の魅力とは何ですか?
話が進むにつれ、印象が変わってくるのが皇帝の面白いところだと思います。最初はフワフワと地面から浮いているような感じなんですが、実は結構周りを見ているヤツで。ふとした瞬間に核心を突くことを言ったりする。そこに彼の人間味を感じました。
――撮影が始まるまでは相当なプレッシャーを感じていたとお聞きしました。
皇帝が作品中の笑いをかなり担っていたこともあり、初日は緊張で吐きそうでした。でも撮影が終わった後、福田(雄一)監督から、すごく良かったと言ってもらえて、涙が出るほどうれしかったです。あとやっぱりビジュアルに助けられたのも大きかったです。皇帝は前歯が一本ないのですが、歯を黒く塗ったらすぐ皇帝になれるというか。途中からは、歯が全部ある方がなんかしっくりこなくなるくらい(笑)。それくらい皇帝が自分の中に染み込んでいました。演じていて楽しかったです。
――本作は“クリスマス”をテーマにしていますが、中川さんが共演者の渡邊さんにクリスマスプレゼントをあげるとしたら、何を用意しますか?
圭祐くんはめちゃくちゃスタイルが良く、細いんですよ。本人に聞いたら、どうも食も細いらしく…。なので「もうちょっと肉を食べようぜ!」ということで、お肉を。ぜひ圭祐くんと一緒にお肉を食べたいです。
◆取材・文=玉置晴子
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