伊原六花“穂香”がスランプ、葉山奨之“亮太”ら仲間が復活のカギに<シコふんじゃった!>

2022/12/08 12:05 配信

ドラマ レビュー

亮太「そういうの、何て言うか知ってる? “独り相撲”」

そのころ、偶然、相撲部OBの熊田(六平直政)が営む不動産会社に貼り出されていた物件の広告を見ていた穂香を、熊田は招き入れた。

「女子相撲は嫌いだ」と言っていたが、実は密かに試合を見に行った熊田。「やりたいことは分かる。けど最初から後手に回っていたら、いい相撲なんか取れない」と告げた。そして、「どうやったら…強くなれますか?」という穂香の問いに、「相撲は1人じゃできない。迷ったら、ちゃんと周りを見ろ。仲間がいるだろ」とアドバイスした。

その夜、穂香が部室に戻ると、部員たちのメッセージ付きのおにぎりが置いてあった。そして、かつて行きつけのコインランドリーで会ったときに亮太がくれた缶コーヒーも。

駆け出した穂香がコインランドリーへ向かうと亮太がいた。「悔しかったよな」の言葉に、「いや…自分に腹が立って。なんで負けたんだろうってずっと考えて」と穂香。「それで?答えは出たの?」と亮太が聞くと、穂香は頭を横に振って「まだ」とひと言。

亮太は「そういうの、何て言うか知ってる? “独り相撲”」と言い、「俺たちが勝つよ。今度の試合、絶対に勝つ。俺たちの勝ちは、わー(※穂香のこと)の勝ちでしょ。だからさ、相撲教えてよ」と続けた。

するとそこに他の部員たちもやって来て、部員たちのたわいないやり取りに穂香に笑顔が戻った。

亮太が入部する前は、たった1人で相撲部を支えていた穂香。いまでは、6人の仲間ができた。相撲を軸にして確かに芽生えた友情に、心に温かいものが広がる展開となった。

夏の合宿最終日にスポーツ編集部編集長の咲(手島実優)が亮太にバックハグしている場面に遭遇した穂香の“モヤモヤ”の正体も気になるところだが、次回、第9話は亮太が勝つと約束した男子団体戦の試合の様子が描かれる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部