隼人(松下洸平)は、やっぱり那由他(山崎賢人)の味方だった。日曜劇場「アトムの童」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系 ※最終話は9:00-10:04)の12月11日放送の最終話で、決裂したかと思われた那由他と隼人の仲が復活。ここ数回やきもきしていた視聴者を歓喜させた。
この作品は、ゲーム業界を舞台に、天才ゲーム開発者・安積那由他)が巨大資本の企業に仲間たちと共に立ち向かい、周囲の人々との関わりによって成長していく姿を描くストーリー。令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加作品。また、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて世界配信もされている。(以下、ネタバレを含みます)
第7話で、特許“アトムロイド”を取り返すために宿敵SAGASでゲーム開発することにした那由他と、SAGASに協力する気は無い隼人が決裂。その上、隼人はSAGASの買収を企む宮沢ファミリーオフィス側に付き、2人の仲は修復不可能かと思われていた。
宮沢側の策略で社長の興津(オダギリジョー)が警察に連行された中での株主総会となり、絶望的な不利の中、那由他は株主たちを説得するために開発中のゲームについてプレゼンする。するとそのとき、会場の扉が開き、SAGASの株を8%、約6億株保有している大株主・伊原(山崎努)が入ってきた。車椅子を押しているのは隼人だ。
一度は委任状を隼人を介して宮沢側に渡した伊原だったが、会場にやって来たことで委任状の効力は失われるため、SAGAS側に希望が出てきた。隼人が伊原を連れてきた意図がわからず、2人を見つめる壇上の那由他に、隼人はプレゼンを続けるようにとうなずいて合図した。
ゲームに対する想いを熱く語る那由他を見ながら、伊原は隼人に尋ねた。「あの子は何者?」。隼人は答える。「アイツは、オレの親友です」。そして壇上の那由他を誇らし気に見つめる姿に、「『親友』!ヤバい。泣く!」「グッときた」など、胸熱コメントが続々とつぶやかれた。
那由他の想いが届き、SAGAS現経営陣の交代は無事見送られた。
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