有賀リエの人気漫画「パーフェクトワールド」(講談社)の映画化が決定した。岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、杉咲花がW主演を務める。
同作は漫画誌・Kiss(講談社)で連載中。車イス生活になっていた初恋の先輩との再会から始まり、仕事や生きることを誠実に描く純愛ストーリーだ。
岩田が演じるのは、突然の事故で下半身に障がいをもち、車イス生活になってしまった建築士・鮎川樹。杉咲は、その樹を一途に思い、悩み苦しみながらも共に前を向いて生きていこうとするOL・川奈つぐみ役を務める。
漫画のキャラクターおよび、障がいをもつ人物の役を初めて演じる岩田は「作品のテーマでもある、大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯(しんし)に向き合い、丁寧に演じたいと思います」とコメント。
一方杉咲は「樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と儚(はかな)くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います」と、意気込みの声を寄せた。
同作は2018年に全国公開。6月2日にクランクインし、7月中旬のクランクアップを目指し撮影が進んでいる。
■原作・有賀リエ
漫画作品の実写化には色んな意見がありますが、本作はありがたいことに「実写化して欲しい」「した方がいい」と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います。内容は原作を大変尊重してくださっていて、製作側の皆さんには感謝でいっぱいです。主演は、岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお二人に決まりわくわくしています。二人の恋にときめいたり、そして見終わった後はテーマの部分を身近に感じてもらえるような、そんな映画になればいいなと思っています。
■監督・柴山健次
漫画原作を読ませていただいたとき、慎重に扱う必要のある題材だと思ったと同時に、登場人物たちの力強く生きる姿勢に、撮りたい、という意欲をかきたてられました。変えられない過去、未来に対する不安。一歩を踏み出すために、登場人物たちは必死に、現在と向き合います。この物語が持つ光と闇を丁寧に描きたいと思います。
■主演・岩田剛典
漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います。
■主演・杉咲花
樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と 儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います。原作の魅力を肉体を使って表現させていただくなかで、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです。読者の皆様に愛されている原作、そしてその原作者である有賀リエ先生の想いに敬意をはらい、向き合わせていただきます。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)