小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の最終回「報いの時」が12月18日に放送された。主人公・北条義時の息子・北条泰時を演じた坂口健太郎と、義時の盟友・三浦義村を演じた山本耕史がコメントを寄せた。
――北条泰時を演じきっていかがでしたか?
泰時というのはこれからの人で、父・義時がやってきたことを本当に間近で見ていたし、父とすごく衝突が多かったんです。でも、泰時はきっとどこかで父の気持ちも分かっていただろうし、いろんな葛藤というものはあったので、泰時の中では本当にすごく大好きな人と自分の中で戦ってきたと思います。
それが一度終わったというか。彼の中ではこの先もし物語が進むとしたら、御成敗式目をつくるなど、いろいろ起きると思うんですけど、泰時を演じている僕からすると、ここで一つの終わりが来たなという感じはしました。
――泰時が作る新しい世についてどのように感じていますか?
泰時はこれからつくる世の中で、義時とはまた違った苦労をするだろうなという気はしています。やっぱり泰時が言っていることってどこか理想なんですよね。
でも、義時がやってきたことっていろんな現実が含まれていて。泰時のやっていることは理想だけど、その理想をつくるということは、自分一人で生きていたら簡単なのかもしれないですけど、そこに自分じゃない誰かがいた瞬間にその理想というのはとても難しくなっていくと思います。
でも、僕は泰時が苦しみながらこれから先、何か決断を下したり、分かれ道をどっちかと考えたりする姿というのはなんとなく想像ができる気がして。それはきっと義時という存在が自分の中ですごく大きなものがあるから、だからこそじゃあ泰時ならどうするんだろうというのは、一個すでに泰時の中にあるんですよね。
だからこそ考えやすくもあるし、それによってこれから泰時はこういう瞬間瞬間を思い出して成長していくんだろうなという感覚はあります。
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