<レジェンド&バタフライ>綾瀬はるか演じる濃姫の新場面写真解禁 制作秘話も明らかに

2023/01/02 10:00 配信

映画 速報

映画「レジェンド&バタフライ」で濃姫を演じる綾瀬はるか(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

2023年1月27日(金)公開の映画「レジェンド&バタフライ」の新場面写真が公開された。本作では、主人公・織田信長役を木村拓哉、信長の正室・濃姫(別名:帰蝶)役を綾瀬はるかが演じる。

「レジェンド&バタフライ」あらすじ


政略結婚によって結ばれた、織田信長(木村)と濃姫(綾瀬)。格好ばかりの信長と信長暗殺を目論む濃姫は、全く気が合わず、新婚初夜からさっそく大騒動。ある日、濃姫の祖国で内乱が起こり父・斎藤道三が亡くなってしまう。帰る国が無くなったことで自身の存在意義を失い自害しようとする濃姫に、生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。

そんな信長も大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。濃姫は自暴自棄になる信長を激励し奮い立たせ、2人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜く。これをきっかけに芽生えた絆はさらに強くなり、「どこまでも上へ」と天下統一が2人の夢となる。

しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非情な"魔王"へと変貌してゆく。本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く「本能寺」へと向かっていく。

脚本家・古沢良太が描いた“自立した女性・濃姫”

誰もが知る織田信長とは違い、濃姫には文献史料がほとんど無い。監督の大友啓史は濃姫について、「歴史上の記録が少ない。少ないという事は、フィクションとして作品を広げてくれる役でもある」と文献の少なさに勝機を見出した。

そして脚本家の古沢良太が描いたのは、男性の脇に控えているだけでない、自由意志をもった自立した女性・濃姫だった。この濃姫の存在ができ上がったことで、「戦国という時代に、男女を超えたパートナーシップを築いた。愛が生まれる物語であり、愛が成熟していく物語」になったと大友は語り、本作のストーリーの軸にもなったという。

濃姫を演じた綾瀬は、信長と濃姫について「二人は政略結婚でしたが、夫婦のかたちや感情は今も昔も変わらないもの。時代が大きく変わったとしても、信長も濃姫も私と同じなのだと思いました」と語った。信長と対等に接し、彼に深い愛情を抱いていくという、繊細な感情を演じきった綾瀬に対し、大友監督は「“受けの達人”であり“底なし沼”である」と表現した。