――竹内さん、娘・音役の畑芽育さんお二人のお芝居をご覧になってどう感じましたか?
一番最初に見たのはカブトくんなのですが、圧巻でした。もう、今話していてもちょっと鳥肌が立っているくらい、「これは良いドラマになるな」という。竹内くんに会ってすぐの撮影だったのですが、手応えというか、とにかく「すごいな」という感覚はありました。彼の目つきやしぐさは、このドラマの一番の魅力と言ってもいいかもしれないですね。
竹内くんもそうなのですが、それに負けないくらい畑芽育ちゃんもすごかったです。なんだろうな…僕にはできないなと思いました。
――ドラマタイトルにちなみ、竹内さんや畑さんとの撮影中のエピソードなど、「密告」したいことがあれば教えてください。
竹内くんとは、番組内で共演というのはあっても、こうやってしっかり役と役がぶつかり合うのは初めてだったのですが、そういうのを感じさせないくらいお互いすごくリラックスして、いろいろな話をしましたよ。
撮影期間中にサッカーW杯が盛り上がっていたのでサッカーの話をしたり、筋トレの話をしました。僕は体重の増減が激しくて、一日に2kg~3kg平気で体重が増えたり減ったりするんです。「なんでだろう」という話をしていたら、「水分ですよ」と教えてくれたり。
彼、意外とそういうのを突き詰めるのが好きみたいで、多趣味なんです。なので、どちらかというと僕がいろいろなことを教わる現場でした。
(畑については)この間、パク・ウンビンという韓国の女優さんのファンミーティングに行ったんです。ものすごい透明感のある女優さんで、日本の女優さんたちとちょっと雰囲気が違うなと感じたのですが、パク・ウンビンと会った時の雰囲気と、畑芽育ちゃんと会った時の雰囲気がすごく似てるなと思って。同じ透明感を感じました。彼女ともそういう話を現場でしました。あの透明感を出せる女優さんはなかなかいないんじゃないかなと思います。
――畑さんは沢村さんのお子さんとも近いご年齢かと思いますが、現場で若い方から刺激を受けていることはありますか?
今回のドラマはまさにそうです。演技もそうだし、現場の居方もそうだし。むしろ先輩たちからよりも若い人たちからのほうが刺激が多いですね(笑)。まぁでも歳は関係ないのかな。
「金田一少年の事件簿」(2022年、日本テレビ系)でも、道枝駿佑くんや、岩崎大昇くんや、上白石萌歌ちゃんだったり。そういう人たちと共演すると楽しいことの方が多いですね。
――沢村さんは共演者と積極的にコミュニケーションを取られるタイプですか?
現場によります。例えば今回は、竹内くんのウエートが僕が抱えているウエートよりも重いなと思ったので、そういう時は集中する時間を大事にした方がいいのかなとか、ワイワイやった方が楽しくなりそうだなという時はワイワイやるし。その時の現場によりますね。作品の内容というよりも、現場の雰囲気なのかな。
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