タレント・女優として活躍する青木さやかが読者から寄せられた「親子」に関する悩みに答える企画の第3弾。今回は、自分が仕事をしていることで、小学校1年生の娘との時間を作るのが難しい、子どもも寂しさと感じているのではないか……という相談。自身も中学生の娘を育てる青木さやかが、親子のコミュニケーションを深めるアドバイスを贈る。
仕事と娘のことで悩んでいます。今年小学一年生の娘がいます。保育園を卒園して小学生になり、学童に通わせて仕事を続けています。悩んでいるのは、私の仕事のことです。学童から帰ると大急ぎでご飯、お風呂、なんとか宿題をやると寝る時間。保育園のころと違って、昼間の娘の様子もあまり分かりません。もともと、母親が働く姿を娘に見せたい! と思っていましたが、毎日ゆっくり話す暇もない毎日です。小学校に入ってみると、学校から帰るとお母さんが家にていろいろ習い事をしたり……というおうちもあり、このままでいいのだろうか、と考えてしまいます。
シングルマザーとして、仕事をしながらお子さんを中学生まで育てた青木さんにお聞きしたいのは、青木さんは、お仕事について、娘さんにどんなふうに話してきましたか?また、青木さんがお仕事で娘さんが寂しがることはありましたか。そういうとき、どうしていましたか?(P.N. ベリー 36歳)
寂しがることは、あります。よくあります。中学生になった今もです。仕事をしていると娘から、「いつ帰るの」と、電話が。出られないとLINEが。何かのスイッチが入った時には、ほんの十分くらいでLINEが200件ほど娘から入っていることもあって、恐ろしさから、そっとスマホを鞄にしまいます(笑)。今の子どもたちの主流は、一言ずつLINEのメッセージを打つんですね。しかも打つのが速い!感心するところはそこではないのですが。
娘もわたしの状況は、わかっていると思いますので、普段でしたら「お仕事頑張ってきてね」「お疲れ様!」と声をかけてきますが、ひとたび何かがうまくいかなかったり体調が良くなかったり、娘の中で我慢がきかなくなると、「ママはいつも仕事ばっかり! 小さい頃からずっと我慢してきた!」と、泣くこともあります。昔から溜まっていたんだなあという申し訳ない気持ちと、働くからごはんも食べられるし学校も行けるのだから仕方ないじゃないという気持ちと、わたしが泣きたいですこの大変な時に勘弁してという気持ちが交互にくる中、「ごめんね、さみしかったね、ママの今のお仕事落ち着くのが来週だから、そしたら牛角さんに行きましょうね」と、なだめる。それでも落ち着かない時は、ほら欲しかったあれを買ってあげるから、と、物で釣っています。
ここまで書いていて気づいたのですが、わたしがどなたかに聞きたいくらいです(笑)。
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