2月4日(土)、生田斗真主演のテレビ70年記念ドラマ「大河ドラマが生まれた日」(夜7:30-8:45、NHK総合)が放送される。同作はテレビ放送開始70年、大河ドラマ60年を記念した、笑って泣ける“大河ドラマ誕生奮闘記”だ。
今回、NHK芸能局のAD・山岡進平を演じる生田斗真と、その直属の上司でプロデューサーの楠田欽治を演じる阿部サダヲにインタビュー。オファーを受けた時の気持ちやお互いの印象、印象的な大河ドラマなどについて聞いた。
ーーオファーを受けた時のお気持ちはいかがでしたか？
生田：僕自身も大河ドラマに出演させていただく中で、大河ドラマのそもそもの始まりや、どんな人たちがどんな思いを込めて、どんな涙を流して今の形になったのかすごく興味がありましたので、とてもワクワクしながら参加しました。
阿部：僕が演じる楠田はプロデューサーなのですが、もともとプロデューサーという職業やドラマが立ち上がる経緯に興味があったので、とてもうれしかったです。
ーー台本を最初に読まれた時のご感想は？
生田：脚本家の金子茂樹さんは以前から何度も作品を共にしていて、大好きな脚本家さんなのですが、今回も金子さんらしいジョークや、嘘みたいな本当の話がたくさん詰め込まれていて、興味深く読みました。
阿部：金子さんの脚本は初めてなのですが、面白かったですね。笑えるところもあるし、刺さるセリフもあるし。演じていて楽しかったです。
ーー上司と部下として物語の中でも関わることが多いおふたりですが、お互いの印象は？
生田：阿部サダヲさんは笑いも取れて、シリアスもできて、体も効くオールラウンダーな憧れの人です。ずっとご一緒したいと思っていたので、今回こうやってガッツリ一緒にやれることがとてもうれしくて、毎日楽しかったです。
今回ご一緒して感じたのですが、阿部さんはセリフ覚えが異常に早くて、しかも絶対に間違えないんです。“阿部サダヲはセリフ覚えが早い”っていうのは有名なのですが、「どうやって覚えているんですか？」って聞いてみたら、「写真を撮ったみたいに頭に入ってくる」とおっしゃって。噂は本当でした(笑)。
阿部：斗真くんとは楽屋で会ったりはしても、なかなか共演する機会がなかったので、今回初めてガッツリ一緒にやれてうれしかったですね。カンのいい人だし、笑いもできるし、演技の「間」も好きだと思いました。
ーー役作りにあたり、参考にした人やものなどはありましたか？
生田：我々が演じたキャラクターは「花の生涯」に関わった方をモデルにしていて、当時使っていた道具や写真を見せていただきました。また、スタッフの皆さんが分厚い資料を我々の為に用意して下さったので、それが大きなヒントになりました。
ーー2人に「日本一の大型時代劇を作れ」と指示する芸能局長・成島役は中井貴一さんが演じられています。
生田：中井貴一さんとは初めてご一緒しましたけれど、品があって華があって色気があって、そして何より腕があって。中井貴一さんだ、本物だ、って思いましたし、圧倒されましたね。ご一緒することができて宝になりました。
阿部：やっぱりお芝居をしていて受け止めてくださるので、すごくありがたかったですし、ご一緒できてうれしかったです。
実は、中井貴一さんのことは昔から優しいなと思っていたんですよ。なぜかと言うと、実はうちの中学の卒業アルバムには中井貴一さんの写真が載っているんです。クラスで鎌倉に行った時に友達がお会いして気さくに撮ってくださったのが、勝手に載っているんですよね(笑)。