ーー同作の中で山岡と楠田が手掛けた「花の生涯」から放送中の「どうする家康」まで、数多くの大河ドラマが生み出されてきましたが、特に印象に残っている大河ドラマを教えてください。
生田:自分も出ていた作品なのですが、「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019年)です。阿部さんがヒトラーに会うシーンがあり、ちょっとすごいものを見たな、と感じました。
阿部:僕が初めて出させてもらった「元禄繚乱」(1999年)です。18代目中村勘三郎さんが主役をされていたドラマなのですが、ほぼ同い年みたいな役で出演していて。ほかのドラマでとは違って年齢関係なく演じられるのがやっぱり大河の面白いところだと思います。
ーー最後に、視聴者へのメッセージをお願いいたします。
生田: テレビがまさに変わろうとしている時、変わるべきタイミングなのかもしれない時にこういったテレビの価値を高めるために奮闘してきた人たちを描いたドラマを作ることに、とても意義を感じています。みなさま1人1人に楽しんでもらいたいと思いますし、実際に「花の生涯」を見ていた世代の方にどのように伝わるのか楽しみにしております。
阿部:僕のセリフにもあるのですが、小さい子供からじいちゃんばあちゃんにまで喜んでもらえるような夢のあるドラマを作りたい、という気持ちがすごく伝わるようなドラマですし、実際幅広い年齢の方に見てもらえるようなドラマになっていると思います。
あとは、「花の生涯」の第1話と、桜田門外の変の部分をカラー化したものを「大河ドラマが生まれた日」の翌日に放送しますので(※「カラーでよみがえる!大河ドラマ第1作『花の生涯』(2月5日NHK総合)、そちらもよろしくお願いします。