古川琴音、ベース購入に悩むも北村匠海のアドバイスで即決「明日買っちゃおうかな」

2023/02/04 16:45 配信

映画 会見

古川琴音が映画「スクロール」公開記念舞台あいさつに登場※ザテレビジョン撮影

俳優の古川琴音が、2月4日に都内で開催された映画「スクロール」の公開記念舞台あいさつに登壇。W主演を務める北村匠海中川大志、共演の松岡茉優、脚本・演出・編集を手掛ける清水康彦監督と共にトークを行った。

若者たちの青春群像劇

映画「スクロール」公開記念舞台あいさつより※ザテレビジョン撮影


同映画は、YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝が2017年に発表した同名小説が原作。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会そして自分と必死に向き合う若者たちのリアリティーあふれる青春群像劇で、古川は北村扮(ふん)する「僕」の書き込みに共鳴し、特別な自分になりたいと願う「私」を演じる。

既に若い世代から圧倒的な共感を得ている本作で、共感した部分やキャラクターを聞かれると、古川は北村が演じる「僕」に共感すると回答。「たまに気持ちがすごくささくれだって、“隠れたい”みたいな時があって。そういう時に自分の殻に完全に閉じこもることで自分から社会を否定しにかかる。反骨精神じゃないけど、意地になっている感じとか、そういうのをいまだに風邪みたいにぶり返す時があって、その時の自分を見ているようでした」と、自身との共通点を語った。

買って飽きたらかわいそうだなと思って…


また、“明日への一歩”を踏み出す若者の姿を描く本作にちなんで、「今年踏み出したい、始めたいことはありますか?」という質問に、古川は「今ベースを買おうか迷っているんです。ベースの低音がいい曲がすごく好きなんですけど、それを私も弾いてみたいと思って。ただ、楽器って弾きこなせるかどうかがすごく大事だと思うので、買って飽きたらかわいそうだなと思ってすごく悩んでいます」と語る。

それを受け、ダンスロックバンド・DISH//でボーカル&ギターを務め、ベースも弾くという北村が「楽器なんてものは、手に取ってみりゃいいと思う。琴音ちゃんって結構パンクな精神が強いし、社会に対しての反骨精神も持っているので合いそう」と助言し、中川も「絶対似合いそう。格好いいと思う」と後押しすると、古川は「じゃあ、明日買っちゃおうかな」と“即購入”宣言。

さらに「バンド組むときはバンド名を考えさせてね」となぜか名付け親になりたがる北村に、古川が「本当ですか…?」とやや戸惑っていると、松岡が「いいんだよ断って!自分で考えたいよね!?それは(笑)」と、助け船を出していた。

映画「スクロール」は、全国公開中。

◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ