TVアニメ「『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編」(毎週土曜深夜2:08-2:38ほか、MBSほか/ディズニープラスで定額制見放題独占配信)の第29話「Christmas Eve」が2月4日に放送・配信。稀咲を東京卍會(以下、東卍)から追い出すことと、柴八戒が兄で黒龍(ブラックドラゴン)の総長・大寿を殺すのを阻止することが“現代”に帰るまでにタケミチがやらねばならないこと。そのために一時的に稀咲と手を組むことを決めた。また、今回はヒナタと稀咲に意外な接点があったことが明らかになったり、“切ない別れ”があったりと、視聴者の感情を揺さぶる展開にSNS上でもさまざまな反響があった。(以下、ネタバレを含みます)
同作は、2017年から2022年まで5年半にわたって「週刊少年マガジン」で連載された和久井健によるコミック「東京卍リベンジャーズ」が原作。「8・3抗争編」と「血のハロウィン編」が2021年4月から9月にかけて放送され、アニメのみならず実写映画・舞台などマルチにコンテンツ展開された。
前回、稀咲から手を組むことを提案されたタケミチ。悲惨な未来を作り出す元凶である稀咲と組むことはタケミチにとって本意ではない。しかし、今やるべきことは稀咲を殺すことではなく、八戒の大寿殺害計画を阻止すること。“不幸な未来”を見たくないという理由で、千冬を説得し、手を組むことを決意。阻止計画はクリスマスの夜、渋谷の教会で行うことも決まった。
そしてタケミチがヒナタと弟のナオトにバッタリ会い、公園で話をしている時に新事実が明らかになった。ナオトの「先帰るよ。時間の無駄は嫌いなんだ」という言葉に対してタケミチが「時間の無駄って、稀咲みてぇな事言いやがって!」とつぶやくと、ヒナタが「わかる!似てるね!」と。
実は、ヒナタと稀咲は小学生の頃に同じ塾に通っていて、塾の中でも浮いた存在だった稀咲に唯一話し掛けていたのがヒナタだった。時々、一緒に帰っていたという。つまり、タケミチがヒナタに会うよりも前に稀咲とヒナタは面識があったことになる。ヒナタから見た稀咲は「ぶっきらぼうだけど、根はいい子」という印象。
そしてもう一つ、知られざる事実が明かされた。ヒナタがタケミチと初めて会った時、稀咲も一緒だったということを。ヒナタと稀咲が塾から帰る途中、猫をイジメている中学生3人組と遭遇。稀咲は無視して行こうとするが、正義感の強いヒナタは注意しに行った。しかし、相手は年上で人数も多く、何もできずに悔し涙を流すヒナタの前に、マントを着けた小学生男子が現れ、中学生の一人に飛び蹴りを喰らわせた。それがタケミチだった。
もちろん喧嘩自体は弱かったので、最初の勢いだけでボコボコにされてしまう。そんな話をヒナタから聞かされ、タケミチは「オレ、ダサすぎじゃん」と反省するが、「君は負けるってわかってて助けに来てくれたんだよ。勝てる人より100倍すごいよ。あの日、ヒナは君に恋をしました」と、その日から恋は始まったと告げた。
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