<舞いあがれ!>八木莉可子が“短歌女子”役で見せた絶妙な危うさ 「鎌倉殿」「First Love」…話題作に次々出演中

2023/02/09 20:01 配信

ドラマ レビュー

話題作に次々出演の注目女優・八木莉可子


史子を演じるのは、モデルで女優の八木莉可子。役どころは28歳の舞や貴司より若い21歳の設定で、実年齢も2001年生まれの21歳だが、元来の大人びた顔立ちに加え、落ち着いた雰囲気、ややレトロチックなメイク・ファッションもあって、もう少し年長に感じる。八木自身も普段から短歌を詠んでいるそうで、「ときに…」「忌憚なきご意見を」といった古風な言葉遣いもうまくハマっている。

ディオールのショート丈ドレスに身を包んだ八木莉可子 ※画像は八木莉可子Instagram(yagirikaco_official)より


「鎌倉殿の13人」では時政&りくの娘・きく役


所属事務所が開催したオーディションでグランプリに選ばれたことをきっかけに芸能界デビュー。「ミスセブンティーン2016」にも選ばれ、2021年まで雑誌「Seventeen」で専属モデルを務めたあと、2021年以降は女優としての活動も本格化。

「鎌倉殿の13人」では北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の娘・きくを演じ、和服美人ぶりで注目を集めた。宇多田ヒカルのヒット曲をモチーフにしたNetflixドラマ「First Love 初恋」では、満島ひかり演じる女性主人公・野口也英の若き日を務め、みずみずしい演技で注目を集めている。

※画像は八木莉可子Instagram(yagirikaco_official)より


穏やかな“幼なじみ”関係を続けてきた舞と貴司の間に突如現れ、危うさを感じさせるキャラクターで波風を立てる史子。舞も、久留美(山下美月)に「貴司くんと秋月さん、どんどん仲ようなるかもしれんで?ええの?」と聞かれ、考え込むような表情を見せる場面もあった。史子の存在は今後、物語にどんな影響を与えていくのだろうか。

2月10日(金)は第91回を放送する。短歌賞を受賞したことで歌集の出版が決まった貴司だが、出版社の編集者・リュー北條(川島潤哉)に歌をダメ出しされてしまう。