一方、くるみと絵里にも動きが。
くるみは、同級生に頼まれたイラストが拓郎のアドバイスで“へたうま”からデッサン力を上げたためか却下されてしまう憂き目にあってしまったが、美術系の学校に進路を定めることに。
そんなくるみに密かに思いを寄せている悠から「筒見さんのこと、好きなの?」と言われ、「お父さんと同じくらいの年だよ」と驚いて否定したが、「でも正直、お母さん、あの人と結婚していれば幸せだったのかなぁと思うことはある」と拓郎の魅力を知り始めていた。拓郎から届いたイラストを褒めてくれたメールに喜んだくるみだったが、悠の言葉を思い出して、思わずスマホをパっと放してしまう姿がかわいかった。
そして勤務中に突然、部下の堀江(古舘佑太郎)から告白された絵里。それを知った拓郎に「お似合いだと思うけど」と言われてしまい、長くこじらせてしまっている思いが切ない。
ゆっくりとしたペースで主人公たちの思いを描き、忘れていた気持ちだったり、今の境遇だったりから「分かる」「そうだったよなぁ」といった共感を呼び起こさせる本作。今回は揺れ動く機微を丁寧にすくい取ることで、拓郎、くるみ、絵里の今後への関心をぐっと高めた。
次回、2月16日(木)放送の第5話予告では、絵里が拓郎に告白している場面もあり、それぞれの思いや人生が交錯しながら、さらに物語が動いていく。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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